五十三杯目「一昨日のこと」
一昨日のこと
キミはボクに会いたいと言った
もう五年も経っていた
それなのに、キミはボクを思い出したのだ——と
ボクはキミを忘れていたよ
もう随分、綺麗さっぱりにね
でも、今は違う
思い出してしまった
だって、今日は一昨日ではないのだから
多分、明日も
毎週末の朝、珈琲を飲んで浮かんだ散文をお届けします。
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(四月一)
君は友の、澄み切った空気であり、孤独であり、パンであり、薬であるか。みずからを縛る鎖を解くことができなくても、友を解き放つことができる者は少なくない