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十九杯目「チョコレートを一欠片」

BRAZIL(IWASHI COFFEE
中深煎り
¥1,200/ 200g

もう届かないと思っていた手紙
もう来ないと思っていた朝
もう現れない人

顔を洗って、歯を磨いて、ジーンズを履く

もう叶わないと思っていた願い
もう描けないと思っていた夢
もう戻らない時間

前に進むために
特別、必要なものなんてない

チョコレートを一欠片(ひとかけ)
今、旅に出る


毎週末の朝、珈琲を飲んで浮かんだ散文をお届けします。
優しい朝を迎えましょう。
フォローもぜひ。
(四月一)

君は友の、澄み切った空気であり、孤独であり、パンであり、薬であるか。みずからを縛る鎖を解くことができなくても、友を解き放つことができる者は少なくない