五十七杯目「エブリシング・ミーンズ・ナッシング・イフ……」
僕はね、
死にたいなんて、
一度たりとも考えたことがないんだ。
エブリシング・ミーンズ・ナッシング・イフ……
(Everything means nothing, if……)
海岸線はどこまでも続き、
浜辺はまるで小さな砂漠のようだった
ただ、どこからか打ち寄せる波の音と
どう行き着いたのか、
点在する干からびた流木だけが
海の存在を報せる
喉が、乾く
風に混じる潮を食む
毎週末の朝、珈琲を飲んで浮かんだ散文をお届けします。
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