欲望に忠実に

タイトルの第一案が『WantをDo』だったけど明らかにそれだと
ルー杏子になるので却下しました。おはようございます、杏子です。
でも『欲望に忠実に』も大概か。まぁいいや。
わたしはエロを今までの文章で滲ませたりお披露目したりしてきている。
今更ウブい事は言いません。

毎日更新するとサイトの小窓に褒めてもらえるのが嬉しいのと、
その数字が増えていけばいくほど崩したくないと燃えてしまって
いま34日目とかです。ほんと、楽しいですnote。

わたしは勢いで書いてだいたい勢いで投稿してます。
構想とかほぼ練らないし、出たとこ勝負です。
小説も登場人物に好きにさせてたりします。
まぁ"ルーツになった出来事"はちょいちょい？混ぜてますけど。
どこまでホントと見るかは、いやらしい目でみるかは、
見た人のおめめにお任せします。ふふふ。

あー、そういや『鳥籠の外の夜 vol.1』の続きが書けてないなー。
のっけからラブシーンというインパクトを与えてしまって
第二話をどう続けたもんかなぁと考えたりしてるんですけど
いまあんまり書く気が起きてないってことに気付きました。

そういうときに無理やり絞り出すように書いた作品って
まずわたしが苦しいし、面白くないと思うんです。
産みの苦しみ、とか、わたしのnoteにそんな言葉はない。
とかイキりたい。笑

そしてそんなことを昨日お風呂でぼけーっと考えながら
「それって人間関係や愛にも言えるんだよねきっと」と。

嫌でもやらなきゃいけないことはあるし、それに追われて
大変な人も多くいるのだろうと思います。
でもさ、友達は選べる。愛を向ける相手は限られる。
少なくとも、好きじゃなかったらそこを結ばないよね。
でも、この『好き』が時々、厄介だとわたしは思う。

無理しちゃう人いませんか。
友達のため、恋人のため、相手が求めるものをありったけ与えてたら
疲れちゃった、ってなる人。

はーい。わたしです。
今はちょっと変わったけど、過去の杏子はそういう子だった。
それで突然塩対応になったりして疎遠になっちゃったりした。
好きなのに。好きだから頑張っちゃったら、疲れてしまって、
好きなのに遠くなる。

桜という友人がいる。
わたしは精神疾患も伴侶なのだけれど、そういう
精神障害を抱える人達の自助会？みたいなコミュニティサイトがあって
そこを通じて知り合ったのが桜だ。

桜とは段々と仲良くなって、LINEも交換した。
桜は人に対して完全オープンになることがないなぁ。
壁を作りながら話す子だなぁと思っていたけれど、
ある日TwitterのDMでQRコードが送られてきた。

「よかったら、、
杏子のこと信用してるから、載せます」

という桜らしい文章と一緒に。

そこからわたしたちはLINEでも個人的にいろんな話をした。
そしてLINEを始めるときにふたりで約束をした。

『無理はしない』というシンプルで、それでいて
相手のために無理しがちなわたしたちに絶対に必要な約束。

だからたとえばわたしが鬱に落ちてて返事できないときは
桜から「杏子～」というメッセージやスタンプが来ていても
無理やと思ったら返事をしない。
それが返事。それを桜もわかってくれるし、逆のパターンもそうだ。

しばらく連絡してこないなーと思うときは、大抵桜は体調が悪かったり
鬱だったりする。便りのないのが不調の証拠なのだ。わたしたちは。

その関係性はとても心地が良い。
甘えるってこういうことかぁ、と筋金入りの甘え下手なわたしは
学んだりしている。
今じゃお互いをハニーとか奥さんとか言う。
不謹慎だけどそれぞれ配偶者が他界したらわたしたち一緒に住もうね。
と約束してある。

桜との関係や、今まで苦しかった人間関係や、過去の恋を並べて眺めて
『欲望に忠実に』ってああ自己中な獣みたいなことじゃないんだ、と
世界の色が変わって見えたりして。
自分を大切にすることは、相手を大切にすることだ。
というのがスッとわかった気がしたのです。

したいことはしたいし、したくないことはしない。
少なくともそれが選べる場面では。

それができると、今度は自分が好きになった。
自分を好きになったら、人のこともなんか好きになったし、
嫌いな人はやっぱこいつ好かんわ、と思う自分を責めなくなった。

そしたら楽しくなってきた。
自分のところにはわたしが好きな人、そしてそんなわたしを
好きになってくれてる人が集まるから。

やっぱり勢いで書くと話があっちこっちそっちどっちっちして
まとめにくくなるし、話が盛大になったりするんだけど
わたしはそんなぐだぐだっとした自分のnoteが好きです。笑

嫌いな人にゃ軽蔑の歌を
好きな人には愛の歌を
そんくらい素直に生きてもいいもんだ
それでいいんだ
　　　(さかな暮らし by コンテンポラリーな生活)

嫌い、だとか、嫌だ、とか、無理、とか
そういうことを言うのはわがままなのかと思ってた。
割と真剣に。

そうじゃなくていいんだよ、むしろもっと自分の声聞いてやれ。

何度も失敗してここまできてやっとわかった。
だから今わたし、杏子が好きだし世界が愛しいし、楽しいです。