職業訓練に行った話
職業訓練って、ちょっと気になりませんか?
職業訓練って何?という人も、ちょっと興味がある人も、行ってみたいなという人も、受講予定の人も、ぜひ 。◕‿◕。
🌹職業訓練とは
職業訓練は、離職中の人が給付💰を受けながら就職に必要なスキルや資格を身につけ、早期就職🏢を目指すための訓練です。
職業訓練には
*️⃣公共職業訓練(=離職者訓練)
*️⃣求職者支援訓練
の2つがあります。
・受講費と交通費
訓練は、基本的に無料👌です。
交通費🚞は、公共職業訓練(雇用保険あり🙆♀)も求職者支援訓練(雇用保険なし🙅)も、それぞれの規定により支給💰されます。
申し込み方法
職業訓練を受講したいと思ったら、ハローワーク🏢で受講したい職業訓練を探します。
見つかったら訓練担当窓口で申し込み可能か相談し🤱、申し込み可能であれば書類📃をもらって帰ります。
必要事項を記入📝してハローワークの訓練担当窓口に提出🤱します。選考試験は訓練校で実施されます。
見学会や説明会があれば、ぜひ参加してください。直接質問できるし、訓練校の人は見学に来た人の顔と名前を覚えていましたよ。
公共職業訓練と求職者支援訓練の違い
職業訓練は
✅雇用保険がもらえるか
✅雇用保険がもらえないか
で、2つに分けられています。
⭕雇用保険がもらえる人=公共職業訓練
✅訓練中の生活費💰として、雇用保険が延長給付されます。
❌雇用保険がもらえない人=求職者支援訓練
✅訓練中の生活費💰として、受講給付金が月額10万円(月収8万円以下など条件あり)が給付されます。
私は、基金訓練(現 求職者支援訓練)で介護福祉士養成コース(2年)を、公共職業訓練でパソコン基礎コース(4か月)を受講しました。
🌹選考試験
職業訓練を受講するためには、選考試験📝に✨合格✨する必要があります。
選考試験は、筆記試験✏️と面接試験🤱です。試験はスーツ着用で臨みます。合否結果は後日自宅に郵送📮されます。
筆記試験は中学卒業程度の国語と数学です。ハローワークで申し込み時に模擬問題📝のプリントをもらいましたが、方程式も因数分解もちんぷんかんぷん(笑)
本屋さんへGO!して、漢字と数学の解説付きの問題集を買ってきました📚。
筆記試験
■介護福祉士養成コース
国語。
高校入試のような出題形式で時間は45分。
見直しをしても時間が余りました😼。
■パソコン基礎コース
A4片面に、国語2割と数学8割。
時間は30分で、見直しをする余裕なんてありませんでした🙀。
国語はパソコン関連の漢字の読み書き✍️が10問くらい。意外に「検索」が書けない人が多かったみたいです。
数学は、方程式や因数分解などのほか、小学校の範囲の、速さの問題や旅人算が出題されていました。
面接試験
介護福祉士養成コースは集団面接で、受験者4〜5人に対して面接官は3人、パソコン基礎コースは、受験者1人🧍に対し、面接官は3人🕴️🧑🤝🧑でした。
やる気と熱意は絶対必要ですが、同じくらい重視されるのが早期就職への意欲です。
職業訓練の最終目的は就職です。
*️⃣なぜその訓練を受けたいのか
*️⃣そのスキルを就職にどう活かすのか
などに裏付けて具体的にアピールできるように準備しておくことは必要です。
裏事情ですが、訓練校は訓練生の就職率により奨励金💰がもらえます。資格だけほしくて就職する気がない人は困るので、訓練校はどこも就職に熱心です。
就職率が低すぎると、次の訓練が実施できなくなることもあるそうです。
実質倍率
■介護福祉士養成コース
合格率は限りなく✨100%✨に近いです。
倍率はほぼ1倍。
民間の専門学校に委託して行われる訓練で、現役生と合わせて48人。現役生と訓練生の人数の割合は、半々くらいでした。
■パソコン基礎コース
15人の定員に対し、受験者が39人。
倍率は🔥2.6倍🔥。
事務系の訓練💻は人気があり、競争率が高い傾向にあるそうです。
🌹実際の訓練
入校式
介護福祉士養成コースは、訓練校から全員スーツ着用の指示があり、講堂に椅子を並べて行う本格的な🌸入学式🌸でした。
パソコン基礎コースも、ほとんどの人がスーツでした。教室で簡易な入校式のあと、休憩をはさんで訓練の説明があり、全部で2時間くらいでした。
訓練の内容
基本的に式典や実習、セミナーなどはスーツ着用ですが、普段の受講は私服です。
■介護福祉士養成コース
📚授業は1日に90分✕4限。
座学と実技と実習があります。
試験は筆記と実技があり、実習の時は毎日レポートがあります。実習は最短1週間、最長6週間。
文化祭や球技大会、宿泊訓練なども現役生と一緒にします。
修了前には、卒業試験と介護福祉士国家試験があります。並行して最後の実習の論文を書き、論文をPower Pointにもまとめました。
■パソコン基礎コース
📚授業は1日に50分✕6限。電源の入れ方から始まり、インターネットや情報リテラシー、Word、Excelの基本的な操作方法までを学びます。
具体的には
*️⃣Word
文書作成と編集、描画(地図など)、書式設定、差し込み印刷など。
*️⃣Excel
表計算ソフトの基本操作、グラフの作成と編集、数式の入力、グラフィック、複数シートの操作、検索機能、関数など。
キャリア コンサルティングや就職説明会、履歴書作成や面接練習などの就職支援もありました。
修了試験のかわりにA4サイズのチラシを制作。
諸費用
訓練は基本的に無料👌です。それ以外の個人負担費用は以下のとおりです。
■介護福祉士養成コース
📚テキスト代、体操服、実習服、実習靴、資格試験・検定代、宿泊訓練費用、その他で約20万円(2年間)
■パソコン基礎コース
📚テキスト代のみで1万円程度。
遅刻・早退・欠席
出席率は厳しいです。出席率が8割を切ると訓練は⚡打ち切り⚡になります。
遅刻・早退の取り扱いは公共職業訓練か求職者支援訓練かで異なります。
求職者支援訓練(雇用保険なし)のほうが厳しいです。
就職活動
就職活動は基本的に個人で行います。
介護福祉士養成校は普通に専門学校🏫なので、訓練生も学校求人に応募することは可能でした。
訓練終了後は、3ヶ月以内の就職を求められます。就職がか決まらない場合は、修了時、1か月後、2ヶ月後、3ヶ月後の計4回の就職の報告📝が必要です。
介護福祉士養成コースは、修了時にほぼ全員の就職先が決まっていました。
まだの人は学校側の熱心な指導で、修了1ヶ月後には全員就職😸。
全員、介護関係の就職です。
パソコン基礎コースは、3ヶ月経過後も3〜4人ほど就職が決まらない人がいました😿。
パソコン💻を使う仕事は多岐にわたり、事務職以外に就職した人も多かったです。
訓練途中での退校
■介護福祉士養成コース
介護福祉士養成コースは、訓練生・現役生を合わせ、全体の約3割が途中退校しました。
介護福祉士養成校🏫に行っても2年のカリキュラムを修了しないと国試を受験できません。2年ってけっこう長いです。
途中退校の理由は、進路変更、病気や妊娠などでしたが、人間関係のトラブルもありました😿。
■パソコン基礎コース
パソコン基礎コースは、就職が決まって途中退校した人が数人いました😼。
少人数の短期訓練だったので比較的おだやかな雰囲気で修了し、就職以外で退校した人はいませんでした。
修了式
介護福祉士養成コースは、学校から全員スーツ着用の指示がありました。
一般的な🌸卒業式🌸のあと教室に戻り、修了証書をもらって2時間強くらいでした。
パソコン基礎コースは、全員がスーツかスーツに準ずる服装で、修了式と今後の説明などをあわせて1時間半程度でした。
🌹2回目以後の職業訓練
2回目の職業訓練受講は1回目よりハードルが高くなります。
■前回が公共職業訓練の場合
✅前回受講修了から1年以上経過し、雇用保険に1年以上加入していること
■前回が求職者支援訓練(旧 基金訓練)の場合
✅前回の受講から6年以上経過していること
などの条件があります。
条件をクリアしても、同じような職種や空白期間が短いと厳しいこともあるようです。
私は、最初に基金訓練(現 求職者支援訓練)で介護福祉士養成コースを受講し、基金訓練から(訓練開始年から数えて)7年後に公共職業訓練でパソコン基礎コースを受講しました。
🌹職業訓練は職歴
職業訓練は厚生労働省の管轄で、職業能力開発促進法に規定される職業訓練施設で実施される訓練のため職歴になります。
履歴書に書くときは、期間や訓練の種類、場所に関係なく職歴になります。
学歴👩🎓となるのは、文部科学省管轄の幼・小・中・高・大などの学校教育法に基づく教育機関🏫における学業上の経歴です。
🌹まとめ
私は2回の職業訓練で、基金訓練(現 求職者支援訓練)と、公共職業訓練の両方をを受講しました。
両方受講して感じたのは、職業訓練は、もともとは雇用保険に加入していた離職者のために始まった制度だということ。
職業訓練の主な財源は💰雇用保険です。
求職者支援訓練(旧 基金訓練)は、雇用保険がない人にも救済的に訓練の機会を設け、就業率を上げるために始まったと推測します。
実際、公共職業訓練は求職者支援訓練より手厚く、高倍率の職業訓練は公共職業訓練(雇用保険あり)の人が優先される印象です。
パソコン基礎の訓練は、全員公共職業訓練でした。
🌹おわりに
介護福祉士養成校は、何年も前から定員割れが続いています。介護福祉士国家試験の受験者数は、2015年までは15万人程度でしたが2016年に半減しました😿。
介護業界の人手不足は深刻です。介護職は未経験でも正社員になりやすいよ😼と、シングルマザーにすすめる人もいます。
就職しやすい反面、離職率💔も高いです。介護が好きであれば問題ありませんが、そうでなければ覚悟は必要です😾。
訓練を修了してスキルを身につけても、それを活かした就職ができるかは別の話です。
未経験業種への就職は厳しく、前職の業種に戻る人や、訓練内容とも前職とも違う業種に就職する人も多くいます。
個人的には、介護職員初任者研修修了後に介護福祉士養成コースを受講する、一般事務職の人が簿記やパソコン関連の訓練を受講するなど、経験のある業種の💖スキルアップ💖訓練がおすすめです。
パソコンの基礎訓練は、事務職を目指す人以外にも、どの業種でもおすすめです。パソコンが使えると仕事の幅が広がります🌱。
いろいろあったけど、結論として私は職業訓練に行ってよかったと思っています😸。
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