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『あぷりの教科書』、ついに完成

当社における人材育成の「教科書」が完成しました。
それが『APRI CULTURE BOOK』
介護業界における人材育成の教科書です。
と言っても、介護技術の手引書ではありません。
では、一体、どういう内容が書かれているのでしょうか?

『ACB』はマニュアルではない。

“念願の”ともいえる、『Apri Culture Book』(以下、ACB)が発刊されました。

当社は2022年春にスタート『Corporate Identity Wording Project “Change Up Re”』(以下、C.U.R.)に基づいて制定された、「Mission」「Vision」「Value」「Spirit」「Slogan」に沿って企業運営が成されています。

この『ACB』には、主にMissionを具現化したストーリーが載っています。

さまざまな標語を並び立てるよりも、スタッフの皆さんが具体的にMission実現に向けて、いかにして取り組んだかという“具体例”を載せることで、どのように取り組んだらいいか、どういうマインドチェンジがあったのか、どのような価値を生み出したのかを記しています。

そもそもC.U.R.で定められた言葉の数々は、「目新しいこと」や「これまでやってもこなかったこと」を記しているわけではなく、私たちがこれまで培ってきた目に見えない“思い”を言語化(=Corporate Identity Wording)しただけですので、思いが具現化してきた事例はたくさんあります。
そのストーリーを収載しています。

思いがあってこその技術

当社では、それほど介護技術を重視していません。それよりも「思い」を重視します。なぜなら、思いが載っていない介護技術が主となる施設は「効率化」しか求められません。

「効率化」は、ご利用者様目線ではなく、スタッフ目線です。

時に「捌く」などという言葉もありますが、ご利用者様はベルトコンベアに乗っていくような“モノ”ではなく、感情を持った人間です。
そこで当社では、技術よりも思いの部分を重視し、思いの部分を物事の発露にしています。

もちろん、ご利用者様のための技術は大切です。
ただし、「ご利用者様のため」という思い・視点、そこを発露としなければ、高度な技術、豊富な経験であっても意味をなさないと考えています。

技術を高めていく……その先にあるものは、一体何でしょうか?
思いを高めていくと、その先には、当社が考える「ご利用者様の未来」が開けてきます。技術はそのための手段に過ぎません。

その「思い」をしっかりと徹底させていくことが、『ACB』の大きな使命です。

思いを大切にするからこそ、決まりきったマニュアルでガチガチに縛ってしまうのは、少し違和感があります。
Mission・Visionをしっかりと徹底することで、その意から外れないよう創意工夫・試行錯誤をしながら自走・自律していく集団を目指しています。

今後、当社内にある有志組織・教育部が中心となって『ACB』を活用していきます。