ハタチノコロ はじめてのヨーロッパ(22)これぞイギリス!なやつ嫌いじゃないっす

3/18 うーん、朝寝坊してしまった。さすがにコーチに乗って17日間も周るツアーはハードだった。ゆっくりとした朝を迎えたのはホントに久しぶり。今日はアールズコートのYHに泊まる。グリーンラインでヒースローまで一本だし、とても綺麗なYHでハッピーだ。朝から早速チェックインした。アールズコートYHはロンドンの中心とは少し違い、住宅街の中にある。建物も真っ白で高級感がある。スーツケースをロッカールームに入れ、持ってきたカード式のチェーンで施錠して、お昼の衛兵交代式を見に行った。今着ている内側が毛のムートンコート・・どうしよう。夜まで戻らないなら寒いかなあ?今日は1日ポカポカあったかそうなんだけど・・いいや、置いて行こう。正午12時に行われる交代式にはなんとか間に合ったが、バッキンガム宮殿の前は既に黒山の人だかり。うーん、門の中が見えない!パッパカ馬が歩いていて、観衆はみんな待ちわびている様子。ついに式典が始まった。ん?なんかロンドンの兵隊って赤い服のイメージだったけど、みんなグレーの服着てる。え?赤は夏バージョンなの?なぜ?謎が多い衛兵交代式だが、やっぱり伝統っていい!日本ももちろんそうだけど、守り、受け継がれていく伝統芸能や祭り、式典などは文句なしにカッコいい。「毎日かったりィな~、やってらんね~よ~!」とか言いながらやってる兵隊たちもいるかもしれないけど、まーそれはそれで良しとしようw 兵隊の行進から馬車が何台か通ったり、まるでディズニーランドのパレードのようだ。宮殿に旗が立っているので、今日は女王陛下はおいでの様子。その辺の人にシャッターを押してもらい、自分も入って撮影しまくる。式が終わったらみんな蜘蛛の子を散らすように帰って行った。お昼はあまり時間もないし、暖かくて気持ちいいので公園を散歩しながら食べれるものにしよう。てことで、スタバのサンドイッチとコーヒーに決定。イートインとテイクアウトの値段が違ってて、イートインが少し高い。(イートインとかテイクアウトは和製英語で実際はイートイン=for here、テイクアウト=to goという)ただ、ちょっと座りたかったので、ピーカンナッツロールは店内で食べ、残りは公園に持っていく。バッキンガム宮殿は周りをセントジェームズパーク、リージェンツパーク、グリーンパークの3つの公園が囲んでいる。まだ3月だけどもう青々とした新緑が芽吹き始めてとても綺麗。今日のランチスポットはセントジェームズパークに決~めた♪ 新緑と黄色い花が満開の艶やかな公園を通る小道を抜けていくと池がある。アヒルや白鳥がスイスイと優雅に泳いでいた。ベンチで一休みする。アヒルたちはおなかをすかせていたようで、サンドイッチを狙っている。パンの柔らかいところだけ食べて、耳のところはあげちゃおう☆少ししかなくてごめんねw 小さくつぶらな目を輝かせながら、パンをもらいに来た2羽。かわいいー♡ でももう食べ物なくなっちゃった・・すると隣のベンチのおじさんもスナックを取り出してあげていた。いいお天気だけど風があってやっぱり寒いので、一旦YHにコートを取りに戻ろう。ちょっと時間はロスしてしまうけど、風邪をひいては大変だ。

準備はOK。夜はミュージカルを観たいけど、チケットが結構するのね。ハーフプライスチケットかスタンバイチケットくらいの値段で観たいなあ。観たかったオペラ座の怪人はハーマジェスティ(女王陛下の意)シアターで上演されている。残念ながらハーフプライスは売り切れ。あとは開演前にスタンバイチケットに並ぶしかない。まだ夕方まで時間があるので、アマンダが面白いから是非行くべし!と言っていたコヴェントガーデンに行ってみることにした。駅に着くと若者が多くてとても賑やか。ブティックや雑貨店、靴屋、レストランなどが集まった若者の格好の遊び場である。中でもすごく人が集まっている場所があって何かと思えば、綱渡りをしながら棍棒を振り回している輩がいる。顔を白く塗ったピエロ!!ナイフを空中に投げたり、人々をあっと言わせるような大道芸を披露していた。マーケットやその周辺の店をひととおり見てみる。衣料品やアクセサリー雑貨類が安い!といってもロンドンプライスなので、他の国をいろいろ回ってきたあとだと買う気がしないw アロマキャンドルやバス用品などおしゃれで素敵なものもたくさんあるけど、やっぱりイギリスは物価が高い印象。アマンダの言ったとおり、いろんなものが混ざり合ってカオスな雰囲気は十分感じ取れたので、ミュージカルに並びに行くことにした。駅でイブニングスタンダードを購入。帰りが遅くなるから、地元住民風に振舞うための小細工であるw 日が暮れてかなり寒くなってきた。コートを取りにいって大正解だ。こんな日にコートなしなんて凍え死んでしまうよw ミュージカルはぶっちゃけ日本で予約してくればよかったけど、スタンバイチケットに並んでみるのも経験。面白そうなのでやってみることにした。ハーマジェスティーシアターの横。ああ!もう並んでいる人がいる!!やられた・・17:00の時点で私含めて7~8人待ち。果たして購入できるのか??

並んでから30~45分過ぎた時点で売りが開始。なんか偉そうなオヤジが「£80~、エイティーパウン~ズ!エイティーパウン~ズ!!」とだんだん声を張り上げながら列の横を歩く。まだ誰も買わない。するとオヤジは一度中に引っ込む。そしてまた15分経過。次はもう一度£80でやってくる。すると1番列の前に並んでいた紳士淑女の2人組がオヤジと何かヒソヒソ話している。値段交渉かな?と思ったら、2人はチケットをGETして列から姿を消した。いくらで買ったんだろう?そして次は£75からスタート。「£75~、セブンティファイブパウン~ズ!セブンティファイブパウン~ズ!!」すると次に列の一番前の人が名乗り出た。これで3人分。そしてまた15分経過。もう開演の30分前。しばらくして£65で2人(日本人の女の子たち)が買い、£60で1人が買う。残りのチケットはあるのか??もう開演10分前。寒い中せっかく並んだのだから、何とかGETしたい!オヤジも切羽詰ってきて、何とか売りたい様子。いよいよラスト1枚になってしまった。「£50~、フィフティパウン~ズ!フィフティパウン~ズ!!」きゃーー、ハーフプライスに比べたら高いっちゃ高いけど、ほ、欲しいっ、欲しいよーーー!でも順番だけはどうにもならない。結局最後の1枚は私の前の前にいた1人で来た人の手に渡ってしまった・・SOLDOUT・・あーあ・・せっかく2時間並んだのにィ・・残念すぎる!ぢぎじょーーーー!!絶対リベンジしてやるからなw 仕方ない、今回は諦めよう。さて、晩ごはん晩ごはん♪(わりとアッサリ)イギリスといえばフィッシュ&チップス。でもスナックじゃなくてF&Cがおかずとして食べれるレストランに行きたい。YHまでの帰り道で探したけど、パッと見でなかなかそういう店は見つからない。ホントはパブに入ってみたいけどいい感じのところがない。寒いよ・・立ったまま2時間並んだしもう疲れたよ・・歩く気力も失せてきたし、この辺で手を打たねば。と、そこに赤い看板!ステーキを食べられる店らしいが、F&Cもあった!でも異様にデカいな・・ま、いっか。食べれる食べれる。もうおなかすいたしここに決定!でも女1人で来てるヤツなんて誰もいねぇw もうヤケクソだ。写真撮っちゃうもんねーだっ!店員に「写真を撮ってください」と言うのなんてもう慣れっこで、全然恥ずかしくないんだからっ。どデカいフィッシュ&チップスに大量のフレンチフライ。そしてさらにこぼれそうに大量のグリンピース。そうそう、これぞイギリス!ってやつねw これがやりたかったんだよ。デカいけどウマい!もういいよ・・ってくらいフィッシュ&チップスを堪能して満足&満腹。YHに戻ろう。明日は早起きしていよいよ帰国!

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