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吉川英梨さん『雨に消えた向日葵』読者からの感想をご紹介

9月に刊行された吉川英梨さんの『雨に消えた向日葵』(幻冬舎刊)。子どもにまつわる事件が増加する昨今、2児の母でもある吉川さんが、自らが生まれ育った埼玉県を舞台に「少女失踪事件」に真っ向から取り組んだ社会派の捜査小説です。

【あらすじ】埼玉県坂戸市で小学5年の石岡葵が失踪した。最後に目撃されたのは豪雨の中をひとりで歩く姿。現場には傘1本しか残されていなかった。誘拐か、家出か、事故か。葵が1か月前に同じ場所で男につきまとわれたという姉の供述を受け、県警捜査一課の奈良健市も坂戸市に急行した。二転三転する証言、電車内で発見された葵の私物、少女に目を付けていたという中学生グループ……。情報が錯綜し、家族が激しく焦燥に駆られるなか、執念の捜査で真相に迫っていく。(Amazon内容紹介より)

ページを繰る手が止まらない派手なストーリー展開という吉川作品が持つ魅力のひとつを敢えて封印し、被害者家族と刑事の執念の捜査を抑制の利いた文体で淡々と描いた本作は、「まるでノンフィクションのよう」と評判を呼んでいます。

今回はTwitterやブログに寄せられた感想のごく一部をご紹介します。

ご紹介したのは、たくさんお寄せいただいているご感想のごく僅か。この投稿で、はじめて本書を知った方も、この機会にぜひ手にとっていただけると嬉しいです。他の吉川作品とは一味も二味も違う展開と読後感を楽しんでいただけると思います。

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