生徒会　第９話　寄せ書き

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閉会式が終わっても、用事は残っていた

生徒会は保護者にも、パネルを配って寄せ書きを依頼した
感想を記念に残すためである

各クラス、教職員、そして生徒会とスタッフも勿論、生徒会は配るにも
忙しかった

寄せ書きには各タイプがあり、例えばサッカーボールの形になるもの、
野球ボールになるもの、普通の四角の色紙などがあった

後片付けの合間、または一段落した後、寄せ書きは瞬く間に埋まって
行った

生徒会長である少年は、生徒会報の文章も作成しないとならなかったが、
皆のこの様子を見れば、すぐに文章は出そうなものであった

おーい、会長さん、こっち、こっち
寄せ書きの輪から呼ばれ、少年はその方に走って行った

悩むことも無かったか、そう思うと少年は寄せ書きの輪に入って行った