僕を受け入れる為に君が君を受け入れられる為に


彼女は言った
当たり前のような声で
みっともない大人でしょ
僕は捨てられた
僕は捨てられた

彼女は言った
当たり前のような声で
一緒に洗わないで
僕は捨てられた
僕は捨てられた

彼女は言った
当たり前のような声で
病気じゃないんでしょ動きなさい
僕は捨てられた
僕は捨てられた

彼女の一言が僕にショックを与えた
僕は体を洗った
僕の全部が汚れてるみたいで
醜くて
醜くて
体を強く擦った
皮膚を削りたかった
悔しかった
黒いゴミ袋と一緒に捨てたくなった

誰もいない場所に行きたくて
どこにもない世界を求めて飛び出したくなった
けれど僕のお腹は満たされなくて
とうとう僕は諦めた

表面上の言葉と裏腹の馬鹿にした言葉
潜在的な思想 マウント行為
僕は怯えた怖くなった

同じ生き物が同じ生き物を傷つけていること
それに気づかされない
非常識の中にある根深い常識
無教育

ここは明治時代でしたか?

だけど僕は知っている
僕の穢れや体調を受け入れてくれる人がいること
暖かい優しい言葉をくれる人がいることを

恥でもなく穢れでもない
大切な事を知っているは僕
僕を大切にできるのは僕なのだ

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