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【躁鬱】上司に病気を告白する〜解放編〜

部署異動をして2週間以上がたちました。
相変わらず再発したうつが重く、在宅勤務でサボりがちな毎日です。会社のノートPCすら開きたくない日は当日欠勤します。どうやら私が頻繁に欠勤するので、周りは心配しているようです。勘の良い人なら「もしかしてメンタル不調なのか?」と思ったかもしれません。そろそろ隠し通すのが厳しくなってきたため、とうとうチームリーダーに当たる直属の上司にカミングアウトすることにしました。

とはいえ、「何といえば理解してもらえるのだろうか」「あくまでビジネスの関係だし話す内容は限定しなきゃ」とか、「そもそも健常者に躁うつ病の大変さなんてわからないし言っても無駄じゃないか」とモヤモヤしっぱなしで逆にストレスになっていました。

そこで会社の福利厚生でカウンセリング制度を利用できるようなので、思い切って周囲にどう伝えれば良いかを聞いてみました。

まず第一に病名は伏せた方が良いとのことでした。病名が独り歩きするので、人によって捉え方が異なってしまいます。そのため自分が思っていた通りの反応を返してくれない場合があると。たとえば、普通に接してほしいのに変に距離を置かれてしまったり、腫物扱いされたり、甘えだとか否定されたり。。。事情を知っている部長いわく、「周りには偏見があって差別するような人はいない」と言っていましたが、そんなことは100%までわかりません。

あるいは人間関係が良好で信頼できる人になら「実は・・・」ということで病名を言ってもいいと思いますが、異動してまもなくとか人間関係を構築しきれてない時はリスクが高いと思います。

むしろ、どういうタイミングで症状が出るのか、また仕事にどのように影響があるのか、そっちの方を伝えることが重要だそうです。病名を告白したところで聞いてる側の人間は「じゃあどうすればいいのよ」ということになりますから、仕事への影響を具体的に説明すると良さそうです。たとえば、

・冬は特に体調を崩しやすいが夏になると回復する
・朝夕は辛いけど日中は割と元気である
・2週間~2か月間の周期で突発的に休むことがある
・睡眠時間の減少が病状に影響するので3か月間は残業禁止にしたい

などなど。このようにメンタルの不調か身体の不調かを曖昧にすることで、だいぶ話しやすくなると思います。

あくまでも円滑に業務を進めるための業務連絡に留めておいて、カウンセリング的な心の繋がりは求めないようにしようと思いました。「どうせ話すんなら躁うつ病の大変さも知ってほしい!」とついつい思ってしまうんです。ですが、あくまで仕事関係の人間と割り切ってしまって、親しいごく一部の人だけが本当のことを知ってくれてればいいんです。

さんざん言うか言わないか悩んで、言うにしてもどういう風に伝えればいいんだろうと悩んで、いざメールで上司にカミングアウトしてみたらなんと塩対応で返されてしまいました。

「事情は承知しました」

え?これだけ??(^^;

もっと心配されたり、色々なことを質問されるんだろうと覚悟してましたが、たったの一言で終わってしまいました。上司は対面で話してみると決して悪い人ではないんですが、明らかにメールで損をするタイプの人です(笑)思ったより人は他人のことを気にしないものなんですね。。。
「あんなに悩んでいた時間は何だったんだろう」と思いました。

本当は職場の同僚にも知ってほしく、全員参加の所属ミーティングがあったのでその場で話してやろうと考えていたのですが、勇気が出ませんでした。なので、とりあえずチームリーダーの上司にだけ。タイトル詐欺になってしまいましたが、同僚全員に向けて病名を伝えることはできませんでした

でも、これで「人に助けを求めることが苦手」という弱点を一歩克服できたと思っています。


ようやく不調のどん底から抜けられそうなので、明日は2週間ぶりに出社してみようと思います。
しかし、対面で話してみないと伝わらないニュアンスってありますよね。今回の塩対応を追求することはないですが、でもやっぱり気になっちゃいます(笑)


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