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心の拠り所になる詩

阿久悠さんの「凜とした女の子におなりなさい」という詩を知っていますか?

この詩は私が大好きな詩であり、心がしんどい時や、生き方に迷った時に私はこの詩を読み返す。

「凜とした女の子におなりなさい」
女の子だからといって
ヨワヨワしていたり
メソメソしていたり
何かというと他人を頼りにして
愛しいと思われてみたり
そんな子である必要はないのですよ
助けてやりたいとか
庇ってやりたいとか
守ってやりたいとか
男にとってはいい気分だろうけど
そんなもの 美徳でも
魅力でもありゃしない
いいかい 女の子だって
強くってもいいんだよ
粗雑であったり
亂暴であったり
不行儀が平気は困るけど
ちょっとした挨拶の誠意と
心地よい微笑の會釈と
問われた時にハイと答える
意志さえ感じさせれば
強くっていい
男は自分が弱い者だから
縋りつく子を抱きしめるが
そんなのは三日だけの愛しさ
あとは 只の重荷になる
傷つけないようにハッキリと言い
侮辱を感じさせない態度をしたら
あとは 自由に生きなさい
強く生きなさい
自由で強くてやさしい子を
凜としていると言います
凜とした女の子になりなさい
凜とした…
近頃いないのです
(引用元『凜とした女の子におなりなさいー日本人らしいひと』著:阿久悠)


私は昔から所謂女の子っぽい子供ではなかった。親曰く物分かりがよく手のかからない、滅多に泣かない我慢強い子だったらしい。ちっともかわいくない!笑

今は、一見控えめで大人しそうに見える(らしい)が、わりと気が強く頑固で、人に媚びたり甘えたりするのが大嫌いな、あまり人に頼らない真面目な人間である。ちっともかわいくない!!!!笑

そんな性格のため、友人からよく1人で生きていけそう!と言われるし、実際自分でもそう思うし、そういう自立した人でありたいと思っている。


でも、でも、たまーに辛くなるんですよ!
もっと人に媚びたり甘えたりした方が楽なのかな?とか、弱くて守ってあげたくなる女の方が男からモテるし大切にされるのかな?とか思っちゃう時がある。

そういう時に、この詩を読み返すのです。
すると、自分の生き方を肯定してくれてる気がして、とても楽になるし自信が持てる

人生において、生き方を肯定してくれる「人」がいるともちろん心強いが、同じように肯定してくれる「言葉」を見つけると、それは不変のものなので、死ぬまで自分の心の拠り所となってくれると思う。

みなさんも、心の拠り所となるような素敵な言葉を探してみてはどうでしょうか?



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