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「自分の意見」ってどうつくるの? 哲学講師が教える超ロジカル思考術:平山 美希

一時期めっちゃ電車にあったよね、この広告。
気のせい?本屋だっけな?

用事があって行った駅で、時間潰しのために立ち読みしたのが最初だったけど、まさか図書館に置かれてるとはね。

最初は立ち読みしたことも忘れてて、「今月のおすすめ」コーナーに置かれていたのを何気なく手に取った。

読んでいって、
「抽象画なら誰でも書けそう」
「そうかな?」
の会話で、読んだこと思い出した。

高校生くらいの時に、似たような会話を友達としたから印象深くて覚えてたみたい。

ちょうど現代アートってなに?
アートと芸術って何が違うの?
イラストレーターさんを「神絵師」っていうけど、じゃあ本当の絵師さんは?
そもそもイラストレーターと絵師って違うの?

などなど。
何がプロで何が趣味なのかみたいなのも話したな。

そう考えると、比較的議論をしやすい環境というか、議論を楽しめる環境にあったかもしれない。

自覚ない環境で自覚なくやれていたことだったとしても、「疑問を持とう!」「前提を疑おう!」などと言われると、自覚がなかった分「どうやるの????」ってわからなくなるのが私。

就活の時も色々前提を変えることでアイデアを出そう系グループワークやったけど、ずっと感覚でやれていたことだから理論がわからなかった。

この本、2年前に知っていればな……って思いました。

友達とあれこ話している時と違って、「それは違くない?」「飛躍じゃない?」とか言えなくて、無難なことを無難に話してふわっと終わってしまったあの頃に戻りたい。

頭の回転が速い人たちに囲まれ、その環境に順応しようと足掻いていた時の方が、よっぽどよく「考えていた」んだなっていっぱい考えちゃった。

大学で「やりたいことなんでも研究していいよ!」って言われたのに、「自分が知りたいなと思ったことはもうすでに誰かがやっている」って気づいてしまって、いろんなことがわからなくなった。

前提を疑うって言われても、
疑いようのない前例の場合は?
その前提が証明されてる場合は?
納得のいく結果と、説明力のある考察の場合は?
複数の裏どりがある時はどう疑う?

この本だけが正しいやり方ではないだろうけど、考えることを考える素敵なきっかけになった。

フランスの哲学の試験、受けてみたいし勉強してみたいな。思慮深くなれそう。物事をローギアでじっくり考えられる人になりたいな。

考えられるようになりたい。
いろんなことをきちんと考えられるようになりたい。

おわり


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