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サードドア-精神的資産のふやし方-:Alex Banayan

なんだか急に読みたいなと思って、「読みたい本リスト」をすっ飛ばして手に取った。それこそ飛ぶような勢い。

会社の勧めで学会に参加してから、「何かしたい」がずっと続いている。
具体的に何をしたらいいのかは分からないけど、

何者かになるのをあきらめた自分が墓場から出てきて、
「やっぱり私は「何者か」になりたいんだ!なるんだ!!!」
って叫んでいるような感覚。

そして、それは就活の時のように焦燥感からくるものではなく、
もっと深い核のようなところから湧き上がっていている。

以前notrにも書いた、もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。が強く強く自分を動かしているのを感じる。

私は、自分のことを運がいい人だと思っている。
環境あってのことなのは確かだけど、縁があって今の私がある。

「なにか」が何なのか分からないまま、急激に燃え上がった情熱が身を燃やしている。相談相手が欲しい。答えはなくていい。この本はベストだった。

成人後はすべての選択が「自分の責任」になる。という意見を聞く。
そこに至るまでの思考、施行、環境、条件など、個人で賄いきれないものも多くあるのは承知の上で、自分に対してのみ適応させている。

自分が選んだ回答が「答え」になってしまえば、
何を考えても、何を選んでも、何をやったって正解になる。

「何者」になりたいかはまだわからない。
ビジネスはしたいが「社長になりたいの?」と聞かれると分からない。
そもそも社長がどんな仕事をしているのかも知らない。

ただ「化け物」でありたいとは、学生時代から思っていた。
だからこそ、頑張った。
大学院の二年間で、自分の研究、TA、後輩指導以外で

  • 異なる研究テーマの学会で8回口頭発表&2回受賞

  • 大学付属病院で診察補助業務 (週2日)

  • 英論執筆

  • ボランティア

  • 学会運営補助

  • 企業から依頼された臨床試験

を行った。これは自慢。
ほかの院生がそこまで「大学院生生活」に熱を入れていなかったこともあって、「化け物でありたい」という自尊心は守られた。

今は何者になりたいのだろう。
私は何者でもないし、多くの人は何物にも成れないままだということは、
就活の時に散々思い知ったはずだった。

「私を採用しないなんて、見る目がないね」と思うといいとはよく聞くが、春のインターンシップから本番の勝負が始まる昨今の就活市場では、
そのメンタルを保ち続けるのが難しい。

運よく、今の会社を先輩から紹介してもらい、
運よく、インターンと本採用の面接を通してもらえて、
運よく、合格することができたからココに居る。

今の私は何になりたいのだろう。
「化け物でありたい」という気持ちは、ずっと消えない種火のように心に居座っている。

何者かになりたいのではない。私が正解となりたい。
理想の生活なんて浮かばない。いつだって最高の人生でありたい。
 

会社の人と話していると、
ほとんどの人はこちらのお願いを快く聞いてくれることに気が付く。

本で参考になった部分を書きおこしておこう。
自叙伝みたいなものだから、すべて読む必要はない。

ただ、その人にとってどこが刺さるポイントなのは分からない。
わたしが意識したいポイントを書いていく。


○「やらないことリスト」を作る

やりたいことがたくさんある今日この頃。
今日この頃は嘘。ずっとやりたいことであふれている人生を過ごしている。
とりあえず、このツイート見てほしい。

どうだろうか?私は心当たりの塊だよ。
こんにちは、PPPPの人です。4つじゃ足りないかもね。

人生の目標が見つけられないなら、やりたいことリストを作ろう!
みたいなのを聞いたことがあったし、
手帳の後ろの方のページにもwish listがあるし、作った。

埋めるのに苦労した。
概念的なものも多くなったし、今年できることとも限らない。

だから、「やらないことリスト」の概念は私には新鮮だった。

取捨選択。選択と集中。

自分の核・芯はずっとほしいと思っていた。
抽象化された概念ならあるけれど、具体的で言語化されているものは持っていない。
色のついた煙みたいなものが、実態を得るかもしれないと思った。

読み進めるとわかることだが、実は「このリストは嘘だった。

でも、やりたいことが泡のように無限発生と無限消滅を繰り返す私には「今、この瞬間だけはブレるなよ」というビスになるかもしれない。

私はやらないことリスト作る。まずはこれで進もうと思う。

○メンターをみつける

会社の勧めで参加した学会は、1人の提案から始まった。
「たまたま1人これなくなったから来ない?」と誘われた飲み会。
1回も話したことない、他部署の先輩が話しかけてくれた。

「研究とか論文とか、興味ある?」

そうして、自分の上司の許可もない中でとんとん拍子で進んだ学会参加。
もちろんそのあと、ちゃんと許可取ったよ。

いろいろな人の手助けがあって、すごく楽しむことができた。
みんなの仕事の邪魔にならないようにしなきゃって気持ちが強かったけど、みんな喜んで手助けしてくれるんだなってすごく感じた。

今の私は、まだ2年目だし、仕事でヒィヒィいうことはない。
でも、周りは違うと思っている。

ベンチャーなのもあって、
どうしても個人の力量と肩書で仕事量に大きな差がある。
少数精鋭だと特に。

「私は」忙しくない。でも、先輩は???
そう思うと「煩わせたくない」って気持ちが強く出てしまう。

相談できる人がいるといいよね。とは思っていた。
でも誰に?
そのヒントがあった。

自分自身を「運がいい」と自覚しているだけあって、理解はしやすかった。

若さの利点は、都合が良い時に察しが悪くなれることだと思っている。
これはどこかで読んだ話の受け売り。あと少ししか使えない言い訳。

存分に使おう。若いんだから。


本自体は、ビズネスのサクセスストーリーに見せかけた行動行動行動行動運運運行動人脈行動!!!!!みたいな感じでしたね。

脚色も多いだろうけど、客観的に見ることができるおかげで「彼が犯したミス」をカウントすることができた。

全ては小さな積み重ね。
わかっていても難しいことの一つ。
自分ごとになった瞬間、見えなくなるのは分かっているが、意識していけたらいいんだろう。

Twitterでバズってたんだっけ?
どんな本でも「何か」を吸収できる時とできないときがある。
好みじゃない人もいるだろうけど、私はどこからでも何かを吸収できる化け物でありたい。

明日から5月。切り替えていこう

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