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【Apollo社員紹介】データサイエンティスト/早川 朝康(Tomoyasu Hayakawa)

こんにちは!アポロ採用担当の鴫原です。
今回はデータサイエンティストの早川さんにインタビューをしました。

〈プロフィール〉
早川 朝康(Tomoyasu Hayakawa)
京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室にて博士号を取得。在籍中は日本学術振興会特別研究員DC1も兼任しており、重力崩壊型超新星、ガンマ線バースト等の数値シミュレーションを行っていた。
博士新卒でデータ分析会社に入社し、その後アポロへジョイン。

博士号を取得したあと、アカデミックではなく企業に就職しようと思ったのは何故だったのですか?

元々、小さい頃にそろばんをやっていたので計算をするという行為が好きで、「一番難しい計算は何で出来るか?」ということを考えたときに、物理学に興味を持ちました。
中でも「宇宙」の計算は、桁数が大きく、計算が難しく、かつロマンがあると思い、宇宙物理学について研究をしていました。

博士号を取得した後はアカデミックに進むことも検討していたのですが、物理学だけでは解き明かせない人間の社会活動に興味があったため、データサイエンティストに転向することを決めました。

確かに宇宙はロマンがありますよね!新卒で入社した会社ではどのようなお仕事をしていたのですか?

データ分析の会社に入り、tableauを用いたダッシュボード作成や卸売や小売での需要予測モデルの構築、メディアでのwebページ解析などの業務を担当していました。

その次に入った会社がアポロだと思いますが、転職しようと思ったきっかけは何ですか?

分析会社で働いているときに行っていた、BI構築、可視化、モデル構築といった業務が請負的な立場になってしまっていたので、このままだとただの作業者になってしまうのではと不安を覚えたことがきっかけです。

また、分析が一時的なもので終わってしまうため、モデルを作って実際の業務で運用するといった長期的なインパクトを与えづらいところにもどかしさを感じていました。

もっと社会的にインパクトがあり、サイエンスとして面白い案件を上流工程で提案し、モデル実装や分析結果を実務に反映していける人材になりたいなと思い転職を決意しました。


なぜアポロを選んだのでしょうか?

前職でアポロの分析業務を請け負っていたので、元々アポロのことは知っていました。前職を辞めようと思って転職活動をしていたときに、「どうせ辞めるならうちに来てほしい!」と、一緒に仕事をしていたアポロメンバーからお声がけしてもらったのがきっかけです。

他の企業からも内定は貰っていたのですが、アポロは上流と実装のどちらにも携われるというところが魅力的でした。ビジネスへの理解が深いコンサルタントが多いので、データサイエンティストでもコンサルタントと連携しやすそうだなと感じていました。

また、前職でアポロメンバーと一緒に仕事をしていて会社の雰囲気が分かっていたというのも理由の一つです。特に、アポロの人たちはいい意味で上下関係がなく、より良い仕事をするために誰に対してもストレートにものを伝えて議論している姿勢を見て、仕事がやりやすいだろうなと思いました。

元々一緒に仕事をしていたというのは大きいですね!今はアポロでどんな業務を担当しているのですか?

大まかに言うと、「モデル設計、分析設計、実装」です。

主な実装内容としては、時系列分析による需要予測、施策効果検証モデル、顧客属性や行動からカードの入会予測、ダイナミックプライシングモデルの構築実装などを行っています。

自分が担当した案件の事例紹介記事があるので、読んでもらえると嬉しいです。


仕事をする中での苦労はありますか?

サイエンスとビジネスの妥協点を探るところが一番大変です。
サイエンス的には綺麗なデータを用意して、すごく厳密に計算している論文や最新の研究を行っている論文を実装すれば得たい結果を得られるのですが、ビジネスでやっている上ではそれが最善であるとは限りません。

例えば、取得しているデータがそもそも分析用に最適化されていなかったり、分析時期がデータ間でばらばらであったり、欠損が多かったり、そもそも間違ったものが入っているということも非常に多いです。

さらに常に利益を上げなければいけないという性質上、長い時間をかけて分析モデルを実装するということができず、限られた時間、環境の中で最善な方法を探し、スピーディーに実装していく必要があるため、先程話したように「得たい結果を得るモデリングが正解ではない」というところが苦労するポイントです。

また、作ったモデル自体が正しいとしても、例えば毎日結果を出さなければいけないのに計算するのに何十時間もかかるとなればクライアントに導入してもらえません。
そのようなビジネス的な折り合いで、クライアントが納得のいくものを提供しなければいけないというところにも難しさを感じます。

正しいモデルを作るだけではだめというところがビジネスならではの難しいポイントですね。逆に、やりがいはどんなところで感じますか?

モデルが実際に動いて、出てきた予測結果が実測と合っていたり、それによって大幅に利益改善が出来たときには、物事の本質が見えたような気がしてサイエンスをやっているという気持ちになりやりがいを感じます。


苦労して作ったからこそ、クライアントの利益に貢献できたときの嬉しさはひとしおですね!
次はアポロについて質問させてください。早川さんから見たアポロの雰囲気はどうですか?

個性が強く、元気よく働き、元気よく遊ぶ人たちの集まりだなと思います。

だからこそ、それぞれが意見を持っているし、仕事に対して真摯で、議論もたくさんしているのだなと。物事を前に進められる会社だなと感じています。

アポロはどんな人に向いていると思いますか?

みんな仕事に対して真剣だからこそ、ときには厳しい意見を言われることもあるので、ガッツがあり議論をするのが好きな人の方が向いていると思います。

また、業務後にみんなで飲みに行ったり、オフィスに卓球台があったり、休みの日に有志のメンバーで遊んだりとコミュニケーションが活発な会社だなと思うので、よく遊ぶ人も向いていると思います!

最後に、早川さんの今後の目標を教えてください!

一つ目は、「チームを作りたい」です。作業者ではなく人をリードする立場になってきたので、自分のチームを作りたいなと思っています。特に自分は物理がバックグランドにあるので、限られた環境の中での最適化問題など、計算速度や解の厳密性といったところにセンシティブな案件に対して強みを持ったチームを作りたいです。

二つ目は、「日常生活をサイエンスでより効率的にしたい」です。例えば室内環境がパフォーマンスやストレスに直結していたりなど、何でもデータに出来る時代だからこそ新しく見え始めたことが多くなっていると感じています。経済活動だけではなく、日々の生活がデータの分析やモデルでより便利に効率的になったらいいなと思います!



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