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陰と陽

素敵な友人の愚直な文章がぐっときて、私も書きたくなった。

タイ留学117日目

100日以上、異国で過ごすことができたことに自分が驚いている。タイにはチャーイェンとか、チャータイとか呼ばれるオレンジ色の甘いお茶がある。それを自分で作れる粉を発見した。購入し作ってみたのだが甘すぎて、薄めるための水を入れすぎて、なんてむつかしい飲み物なんだ、君は、といった気持ちになった。

時間を一緒に過ごす人がだれであるかはとても重要。いつだか、タイに偶然やってきた先輩と、陰と陽の美学の話をしたことを最近よく思い出している。美しさにも陰と陽があり、それは根本的なのか先天的なのか、私にはわからなかったが、あの人が陰で、一方あの人は陽だというのは、何となくわかった。暗いとか、根暗、そんな言葉でも表現されるのかもしれないが、どこか素直に自分の弱さを表現できる人は、美しい気がする。どこか常に孤独だが、だからこそ感性を尖らせられる、何とも形容しがたい、陰の美学を持っている人は確実にいる。

おそらくそれでいうと、私は陰かもしれない、と最近思う。これまでは、陽だと思っていたが、そうだとすれば、変容するので後天的なものかもしれない。

「自分が世界で一番幸せ」と思って生きたら、絶対運が回ってくる。

友達の友達はそういったけど、どこからそんな自信がわいてくるのか、わからない。これが一番なら、世界の幸せはなんてちっぽけなんだ、と思ってしまう。信じられなかった。

でも、今日町にある噴水に目を惹かれる瞬間があった。その時に、心の中で「きれいなものを見られてしあわせ」と思ってみた。すると、おそらく陽だったころの、1日1褒めを日課にしていたころの私が顔を出した。

△一日一褒めの話

そのころの私と顔を合わせられなくて、考えてしまった。

「どうして1日1褒めしなくなったんだろう」

でも思い返すと、日々の中でまったく褒めなくなったということではなかった。観察して、褒めよう!と思うプロセスを無意識にできるようになったのかもしれない、それはすごいぞ私、と思うことにした。

そして、できるならば、陽の人と一緒にいたい。共通の趣味がなくても、ダサくても、せめて私が陰の時だけは、陽でいてくれる人が欲しい。

いただいたサポートで私はもっと私に優しく生きていきます。銭湯に行ったり、甘酒を作るなど、