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ナチュラルでミネラルな生活 #0

 水を飲んでいて、ふと「ロハスの思考」を思い出した。一時期?というか現在もかもしれないが流行していた「動的平衡」という考え方について書いてある本だ。ロハスの思考は特に水をメインにして動的平衡を考えていく。そんな本だ。こんなことを考えてるくらいに僕の頭は冴え冴えだったのだけれど、手術をした右足は腫れ腫れで、今こうして病棟の休憩室から眺める上野公園は晴れ晴れの天気であった。今日は祝日で、リハビリもやっていないことだから何かエッセイのようなものを書いてみようと思った。題名は何にしようかなぁとか考えてみる。   

「ロハスの思考」で知ったことは、水にはミネラルウォータとナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターがあるということだ。ミネラルウォーターは成分が入っていればいいわけで、ナチュラルウォーターはその名の通り、天然でないといけないわけだ。そこらへんで売られている水は大抵のものがナチュラルミネラルウォーターだからみんなは知らず知らずのうちに水の中でも1番レアなもの、つまり、四角形の中の正方形のようなものを買って飲んでいるわけだ。そういえば、東京都が売っている東京都の水道水「東京水」とはなかなかに強気な商品である。
 今となってはそれくらいのことしか思い出せないが、朧げな記憶から僕はエッセイの題名を考えた。「ナチュラルでミネラルな生活」

 僕が書くエッセイはそれはそれはナチュラルなのである。そこらへんの蛇口から捻って出てきたようなものではない。僕が採水地の天然物だ。しかしながら幾分かのミネラルが入っている。そうすればナチュラルミネラルウォーターになるからだ。だからといってOS1とかポカリスウェットみたいに明らかに水ではないものではない。ちょうど東京都が「東京水」というような肩書きで、「いろはす」とかと同じ棚に並んでいるように僕のエッセイもみんなが知らなければナチュラルミネラルウォーターと変わりはないのだ。

 僕の話が「東京水」なのか「いろはす」なのか、それはさておいて水でも飲む感覚で読んでくれたらいいと思う。

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