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HANIKAMU!!

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紹介していただいた記事や蜂賀が気に入った記事等、とにかく素敵なものをまとめたマガジンです。
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2022年5月の記事一覧

SEOライティングで大事にしたいこと。月30、40記事を作った経験からまとめてみた

SEOライティングというものを、数年間どっぷりやってきて、ものすごくやりがいを感じていました。 テクニカルな部分はあるものの、個人的には「コンテンツ力」が求められる世界だなと思ったんですね。これまで培ってきた編集力を活かせる場面が多かったわけです。 あれやこれや平均すると、月30、40記事を、編集者としてライターさんと作り続けてきました。その経験から、SEOライティングで大事にしたいことを書き留めておこうと思います。 SEOライティングに苦手意識を持っているライターや編

Minecraft Japanの「#マイクラ私のお気に入り」に応募しました!

2021年6月…私はnoteさんとMinecraft Japanさん開催の、マイクラ創作コンテスト #マイクラと私 で審査員特別賞を受賞させて頂きました。 それから約一年…今年もMinecraft Japanさんのコンテストがやってきた! これに応募しないでなんとする!? 今年のお題はコチラ 「マイクラ私のお気に入り」というコンセプトで、60秒以内のショート動画を作成してYouTubeに投稿するというものです。 そして、マインクラフト日本公式YouTubeチャンネルさん

鍋に入るカニ

今日は彼女との初めてのおうちデート。 俺は、カニ好きだという彼女のために、あらかじめ、タラバガニを取り寄せていた。 発泡スチロールの容器に入って冷凍で送ってきたタラバガニは、新聞紙に包んであるまま、冷凍庫に入れておいた。 一緒に家で映画を見て、いよいよ、蟹鍋たーいむ! 彼女がくる前に、冷蔵庫に移動して解凍をしておいた新聞紙の包みをニタニタしながら取り出す。 新聞紙を取るとトレーの上にパックされたそいつが出てきた。 「なんだこれ?」 そこには、タラバガニではなく青と白

鍋に入るもの (入るシリーズ ※本作は毎週ショートショートnoteと無関係です)

  そもそも青白の立方体にからんだのが間違いだった。いつのまにか犬だけでなく、蜂まで…。  そっと傍観していた私は我慢できず、割れた瓶から出てきた蜂と犬を連れて帰る。それらをまとめて軽く洗って絞り青白ツートンカラーの新種のかにといっしょに鍋に放り込む。  今までの話を総合するに、この料理がうまくいけば落選続きの私でも次の公募で必ず受賞できるはず。  しかしうまくいかなかった。鍋の中で浮かび上がる文字様灰汁と一緒に、蜂、かに、犬が茹だるどころか三つ巴になって争っているでは

鍋に入るカニ

 友人から分けて貰った青と白のツートンカラーのカニを利尻昆布と一緒に茹でる。カニがうふうふと鍋の中で不敵に笑っているように見えた。 「赤くならないな?」  茹で時間を聞くのを忘れていた事を後悔している間に、どんどんアクが増えていく。 「わ、やば」  慌ててカニを皿にあげる。茹で上がったカニは、茹でる前と何ら変わらずの姿で利尻昆布で遊んでいた。  アクを丁寧に掬い取ると、鍋に青く透き通ったカニの出し汁が残った。その出し汁が遠い記憶の海に見えた。懐かしい潮の匂い。 ーー呼ばれてい

鍋に入るカニ

《この記事は、身内ネタ満載の内容となります。 よろしければ、本記事最下部の引用記事をご覧の上、お読み頂ければ幸いです》 *** せっかくの連休、奮発してタラバガニを買った。 家族もいなけりゃ恋人もいない。せめてこれぐらいの贅沢は許されるだろう。 それにしても甲殻類というのは、どうにも不思議な生き物だ。表情もないくせに、妙に強固な意思を感じさせる面構え。 このふてぶてしいカニを普通の鍋で茹でるのは、何だか危険な気がする。 俺は縁の欠けた土鍋の代わりに、頑丈な圧力鍋を取り

瓶に入るハニィ

(こちら内輪受けが多分に含まれている劇薬です。何が何だか分からない方はこちらを) 「このハニィを瓶に入れると、コンテストが出てくるんだよ」 友人はそう言うと、黄と白の少年っぽさの残る可愛い蜂を瓶に入れた。更に野いちごや杏も入れて蓋をした。 ポコポコ、ポコポコ……。 常温でしばらく蜂を放置すると、発酵が進んで瓶の中に公募が浮き出てくる。 「なにこれ?」 「だからコンテストだって。あ、温度が重要なんだ。熱くなると、公募だらけになりやすいから」 「ふーん、不思議な蜂だ