心あたたまるお店が、暮らしには必要だ

年に数回、次の日までふわふわと幸せな余韻に浸れるような、心に残るお店に出会う。

そのほとんどは味に感動したお店だけど、1店舗くらい、接客が印象に残るお店がある。1番に接客、プラスおいしい料理、という感じで。

今回紹介するのは、そんなあたたかい接客と、美味しい料理で元気と癒しをもらえるお店。

2019年にオープンしたカフェLOGIC （ロジック）

アクセスは、名古屋駅から地下鉄東山線で1駅の亀島駅からおよそ徒歩7分。栄などの中心部と反対方向にあるので、ほとんど来たことがなかったエリアだ。去年オープンしたばかりのイオンモールノリタケがすぐ目の前にある。

ヨーロッパをイメージさせるお店。店内も黒板にメニューが書いてあったり、ドライフラワーがつるされていたり、ウッド調のインテリアも手作り感があっていい。こういうの、無条件に好き。

お店の存在は、もともとブログなどで知っていたけれど、想像していた以上にいいお店だった。そう思った理由は、「美味しい料理をいただけたから」だけじゃない。

とってもフランクで親しみやすい接客。雰囲気に馴染む音楽。深い深呼吸をしたくなる居心地のよさ。

総じて、温かい空気がただよっていた。

お店を出るときの満足感たるや、森林浴をして、マイナスイオンを浴びたのと同じくらいなのではと本気で思う。

こちらでいただけるサンドイッチとは、バゲットに具材を挟んだもの。ジューシーなハムを挟んだジャンボブールを選び、50円でチーズを追加した。

ナイフとフォークを使って食べるのがマナーかもしれないけど、そのまま豪快にガブリ。

自家製のハムは、肉汁があふれ出るほどジューシー。チーズも主張が強すぎない感じで、バゲットとよく合っていておいしい！付け合わせのポテトも程よい塩気でサクサク食べられる。

素朴な感じだけど評価が高いこだわりのデザートと、ハンドドリップのコーヒー、バリスタが淹れるエスプレッソドリンクも絶対美味しいはず。次の予定があったので、断念してしまった。次回リベンジしたい。

コーヒーに合うビスコッティや、クッキーが1個100円以下で買えるなんて。こんなカフェが近所にあったら、何も考えずに通ってしまうだろうな。

帰るときは、他にお客さんが1組だけだったので、お見送りまで。「とてもおいしかったです！」と伝えると、「良かった！また来てね。」と応えてくださった。

そういうさりげない一言が、とても心に残るお店。帰るときは、なんだか幸福感でいっぱいになった。

まちで愛されるお店は、コツコツと日々の営みを誠実に続けているからこそ、足を運ぶ人が増えていくんだろうな、と思う。こういうお店が「まちと人をつなげるお店」なんじゃないだろうか。

そんなお店が、とても好きだ。

余談だけど、接客が印象に残っているお店をもうひとつあげるなら、東京にある「カンノンコーヒー　松陰神社」だ。もう訪れたのは、3年前。当時の店長さんはいなくなってしまったけれど、ずっとチェックしていて、また行きたいお店。

「平和だなあ」と感じるお店の空気感とか、「幸せだなあ」と感じて帰る帰り道とか。そういうのを毎日感じられたら最高だろうけど、なかなかそうもいかないのが現実。

お休みくらい、自分を存分に甘やかしたっていいと思う。とても抽象的でシンプルな言葉になってしまうけど、「平和」とか「幸せ」を感じる時間が暮らしには必要不可欠だ。

【店舗情報】
LOGIC
〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町３丁目１−９１
公式ホームページ