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【不妊治療と私Vol.3】病院の選び方

Hola! ルクマのAPIEです。

今回は、不妊治療を受ける病院選びについて、わたしが行ったことベースにまとめてみたいと思います。

病気や怪我とは異なり、自分自身のホルモンバランスや周期によってスケジュールが立つ治療のため、なかなか自分の思い通りのプランにはいかないのが不妊治療です。採卵前になると頻繁に病院に行く必要があったり、採卵や移植の日も、ベストを選ぶためには自分で決めれるものではなく、仕事などの都合をつけるのが大変だと感じています。

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私は2回病院を変えました。3つのクリニックに通ったことになります。

1つ目のクリニックの選定方法

理由:職場の近く。評判が悪くない(有名でもなく好評というわけでもない)

結果:規模・実績が少ない

とにかく必要な時に、ちょっと仕事を抜けていける場所を優先的に探して、約半年弱ほど通いました。仕事がどうしてもヘビーだったので、有名で実績のある家からも職場からも遠いところにはなかなか通うまでに至りませんでした。ここでは、通常の血液検査に加え、子宮の中がキレイかどうかの確認、少しボコボコしていたので、子宮の掃除(簡単な手術)を行いました。

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2つ目のクリニックとの出会い

理由:自然に近しい妊娠を目指す(薬をできるだけ使わない)、有名で実績多数

結果:ビルの1フロア全体を使うほど大きめなクリニックだったので、待ち時間が長かった(採血〜内診〜検診〜会計の流れで、内診と検診はそれぞれ1時間待ちはよくあった)が、その分、Wifi付きの静かな図書館みたいで、仕事(PC業務)ができる環境が整っていたのがよかった

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クリニックの規模や実績を考えた時に、無理をしてでも実績の多い有名なところに通った方がいいのではないか。また、あまり身体を酷使しない自然に近しい治療を行える方がいいとその当時は考えていて、家や職場から30〜40分で通える(できれば通勤の途中にあるような)ところで、インターネット等でクチコミやランキングを探して、話を聞きに行きました。

ここでは約1年間、本格的に、体外受精を試みました。このクリニックは、できる限り化学(薬)の力を使わずに、本来の自然体で妊娠ができるように、という方針で、採卵前に排卵誘発剤(飲み薬)はありますが、注射などなく副作用がない治療で、そういう意味では仕事に支障をきたすことも少なく、助かりました。また、ここで漢方を始めました。漢方は、時間がかかりますが、私には有効的でした。半年もするとメンタル面での違いが出てきました(PMSがとても楽になった)

3つ目へ転院

理由:着床前診断(PGT-A)をしたかったこと、2つ目のクリニックの方針が合わなくなったこと

結果:2つ目と真反対の考え方を持つクリニックで、いかに効率的に少ない回数でたくさんの卵子を採卵するか、というような方針のところで、薬を大量に使うので苦しかったけど、多くの受精卵ができてそれはそれでメンタル面での安心感につながった

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2つ目のクリニックで1年間、集中して取り組んでいい結果が出ず、心身ともに疲れてしまい、半年ちょっと休むことにしました。その間に、知ったPGT-Aという検査。

Preimplantation genetic testing for aneuploidy=体外受精によって得られた胚の染色体数を、移植する前に網羅的に調べる検査

血液検査や子宮の検査、精子の検査で異常がなかったので、染色体異常の可能性がきっと高いのだろうと思うようになり、PGT-Aを日本で行っている病院を探しました。たまたま、2つ目のクリニックよりも家に近いところで発見し、そちらに通ってみることにしました。

PGT-Aは、高額で、100%の確実性のある検査ではないですが、複数個を検査に出すことで、受精卵自体に異常がある確率を知ることができると感じました。

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こんな風に、転々としましたが、自分にあった方針の病院に出会うことが1つ重要なのではないのかなと感じています。

職場や家との距離、評判や実績・規模、そして自然派か効率的派なのか、こういった観点で私はクリニックを見てきました。

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