株式会社INJUS@代表取締役:鹿山瞬

国内におけるLINEの普及率の高さとAPIによる開発範囲の広さに早くから着目し、LIN…

株式会社INJUS@代表取締役:鹿山瞬

国内におけるLINEの普及率の高さとAPIによる開発範囲の広さに早くから着目し、LINE公式アカウントの中を拡張し、独自のシステムとして構築する事業を行っています。これまでwebやスマホアプリで実装していたシステムをLINEに置き換えることに主眼を置き、情報発信していきます。

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LINE APIを取り入れる4つの利点

□LINE公式アカウントの開発依頼が増える理由を探る!皆さんこんにちは。 弊社は元々、ネイティブアプリ(iPhone・Android)の開発を主たる事業として創業したのですが、時代の変遷により、LINE関係の開発相談を受けることが増え、気付いたら売上の7割程度を占めるようになっていました。 ここで「時代の変遷」と言い切ってしまうのは簡単なのですが、自社事業にLINEを使うメリットを整理することが出来れば、弊社になぜ発注が増えるのか、その原因がつまびやかになってくるかもしれま

    • 【実装事例】Zoom連携

      ケンカツにて実装されている機能に、公式LINEに送った画像をDropboxに転送する、というものがあります。 簡易的な画像管理で使ってもらおうということで実装しました。例えば、立て替えた駐車場の料金のレシートをカメラに撮影して送った時、トーク画面に埋もれることなく、画像だけをまとめて管理することが出来ます。 (これを発展させ、本格的な画像管理+査定業務に落とし込んだのが「ピクら?」になります) 加えて、この機能には、送信者毎に自動でフォルダを作成し、その中に入るようになって

      • 【実装事例】顔写真付き抽選券発行および入退室管理システム

        パチンコホールに導入されている、顔写真付き抽選券発行および入退室管理システムとなります。 こちらで実装している機能について解説していきます。 まず、パチンコホール毎に公式LINEを用意し、基幹システムからLINE Developersなどの各種パラメータを割り当てます。また、各アカウントに応じて機能を付けたり外したり出来ます。 利用者は公式LINEのリッチメニューから「抽選に参加」ボタンをタップします。すると、顔写真を送るよう求められます。この時点でユーザー情報と顔写真が

        • プロキシサーバーを作って一つの公式LINEで複数のツールを動かす

          LINE公式アカウントに接続出来るサードパーティの連携システムは一つのLINEアカウントに一つ、という定説があります。ただし、これを回避する方法があります。 確かに、「webhock」と呼ばれる「LINE上で起こったユーザーアクション=イベントを受け渡すための装置」が一つの公式LINEに対して一つと決められているものの↓ 「プロキシサーバー」というものを作り、このイベントはAというシステムに、このイベントはBというシステムにと、差配する仕組みを作れば、複数のシステムを一つの

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          mBaaS的な公式LINEの使い方

          iPhoneアプリとの補完として公式LINEが使われるケースが増えています。当然、公式LINEでは実装出来ないような機能もありまして、特にゲームはその傾向が強いです。 そこで、メイン機能はスマホアプリ、マーケティング施策は公式LINEという棲み分けを作って併用することは有用です。この場合、公式LINEはmBaaS※的な役割を担うことになりそうです。 ※mBaaSとは、アプリでよく利用される汎用的な機能(プッシュ通知、広告配信等)をクラウドから提供するサービスです。あらかじめ開

          ビジネスおたくチャンネル出演(前編)

          ウィルゲートの吉岡さんが運営する「ビジネスおたくチャンネル」 に【Lタグ】で出演してきました。実際の画面を使っての初お披露目となります。 【前編】INJUS鹿山 瞬/既存のLINE連携ツールとどう違う?「Lタグ」徹底解説!/ビジおたch vol.183 飲食店や美容院など、C向けに商売をされている場合、顧客管理やコミュニケーション機会にLINE公式アカウントが導入される世の中になってきました。 ただ単に公式LINEを使うのではなく、送信料金やブロック率の観点から、誰に何の

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          スマホアプリ開発との違い

          デジタル領域で新規事業を作ろうとすると「アプリ的なもの」が必要になります。 弊社はiPhoneアプリの開発を主業務として創業しましたが、徐々にアプリ開発を提案(営業)しにくくなりました。新しくアプリを作ってもインストールしてくれないからです。開発費がどうしても高くなり、新規事業を始める時点で既に数百万、場合によっては2000万3000万の負債を背負うところからスタートするからです。 また、toCであればスマホで良いのですが、企業に向けたサービスの場合、PCで操作するwebアプ

          LINEに特化したプログラミング・マーケティング教育事業

          弊社では、公式LINEに特化したプログラミングおよびマーケティング教育事業「API BOOT CAMP」を企業や自治体に提供しています。講座事業としてカリキュラムや教材が体系化してきたこのタイミングで、一般個人向けに土日の2日間で学ぶとして、提供を開始しました。 内容に関してはシラバスをご参照下さい↓ 【基本】2日間で学ぶ!Lタグの環境構築と操作マスター(第一期生) https://lace-borogovia-794.notion.site/c0fab10b682b4f5

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          ツール利用と個別開発

          公式LINEの運用にはどのケースでもおよそ当てはまる共通の機能があります。リッチメニュー設定やセグメント配信などですね。これらを汎用的に使えるようにしたものがLタグ等の「LINE連携ツール」です。これらは既に世の中に一定数存在し、既に導入済みの方も多いかと思います。 売上や集客の最大化など、ツール内で定義された機能の利用のみならこれらを導入する限りで全く問題はありませんし、むしろ、それで十分でしょう。ゴッテリ機能を乗せた提案をしても、実際に必要なのはもっと軽量のものだった、と

          Lタグの販売代理制度

          Lタグを取り扱って頂く販売代理パートナー様を募集しています。 以下に特徴を列挙していきます↓ ①インセンティブ50% 初期費用の10万円に対して50%をお渡しします。換装型に関しても同様です(個別開発は除きます)。 ②加盟料金の後払いに対応 加盟料金は30万円(税別)です。ただし、こちらは「後払い」制度を用意しています。後払い制度を利用することで最大1年間、上記の加盟金額のお支払いを免除します。これにより、販売した金額と相殺での支払いが可能となり、手出し0円で代理事業を始

          換装モデルとは

          ツール利用と個別開発 にて、それぞれの役割や必要スキル、注意点について記載しました。ツールを使って実現出来ることは限定的で、やりたいことが明確にある場合はスクラッチ開発(設計含めてゼロから開発する方法)をしなければ実現出来ませんよ、という結論でした。 ただ、その中間はありまして、それを実現する開発手法が「換装型」という発想です。 とりわけ、公式LINEのビジネスモデルには、同じような機能を複製しOEMとして提供する手法が多く取り入れられます。開発工程の話をすると、最低限必要

          インテントデータとは

          LINE公式アカウントに限らず、ユーザー属性を取得するために一般的な手法は入力フォームを作成し、ユーザーから任意で回答してもらうことです。 ただ、皆さんはどうでしょう?クーポンが欲しくてLINEと友だち追加しただけなのに「なぜ、わざわざフォームに回答しなきゃいけないんだ」と思いませんか?これが普通の感覚です。もし、この前提を変え、フォームの入力率が高いと主張する営業マンには要注意です。完全なるポジショントークです。 では、フォーム入力を嫌がるユーザーの属性を取りたい場合、何か

          LINEだと文字列で個人情報を取得しなくても良い?

          webアプリの基本仕様として「メールアドレスによるユーザー登録」があります。これはITサービスの言ってみればお約束で、ユーザーを特定するための識別子として、あるいは通知を送る連絡手段として、どうしてもこの工程が必要になります。 一方、離脱の要因になるシーンもありそうです。ユーザー登録を見つけた瞬間、「めんどくせー」となり、画面をそっ閉じした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? ITサービスはユーザー数が重要ですから、メルアドという文字列の個人情報を差し出すことなく始め

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          OEMはケンカツの最重要戦略

          □本記事の構成とケンカツの概要まず冒頭に記載しておきますと、「最重要」とは「弊社にとって」ということではありません。「建設会社さん及び建設作業員さんにとって」という意味ですので、ご留意下さいませ。 また、これを事業として実証していくわけですから、長々と書き綴る野暮なことはしたくない一方、OEMはケンカツにとって重要な岐路になると考え、どのような意思決定があったのか、内外に示す目的としてこのnoteを公開することとします。 それでは本題へ↓ 建設職人マッチングサービス『ケンカ

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          受託開発はDXの一丁目一番地

          □はじめに 株式会社INJUS(2022年1月より「API.inc」に社名変更予定)は、スマホアプリ・ソフトウェアの開発会社としてクライアント様の業務用システムの開発ニーズにお応えすべく受託業務を行なっています。 同時に自らがチャレンジする姿勢を大切にし、積極的な研究・投資による自社事業の二刀流経営を実践しています。今後は「ケンカツ」および「ケンカツで実装したシステム群」を用いて、より簡便によりインスタントに企業や特定業界のDXを支援していきたいと考えております。 □システ

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