ツール利用と個別開発

公式LINEの運用にはどのケースでもおよそ当てはまる共通の機能があります。リッチメニュー設定やセグメント配信などですね。これらを汎用的に使えるようにしたものがLタグ等の「LINE連携ツール」です。これらは既に世の中に一定数存在し、既に導入済みの方も多いかと思います。
売上や集客の最大化など、ツール内で定義された機能の利用のみならこれらを導入する限りで全く問題はないのですが、中には込み入った使い方をしたいというケースがあります。例えば、自社のデータベースと連携させたい、管理画面のログイン権限を分け複数人に使わせたい、総じて、新規事業で使いたいというケースでは起こる課題です。
LINEアプリと言ってもその実態はwebアプリなので、およそ思い付くビジネス系のサービスのほとんどは形にすることが出来ます。その自由度の高さはiPhoneアプリと遜色ないです。
これらを実現しようとした時、既製のLINE連携ツールでは「絶対に」出来ません。エクセル管理が必須とか、データの突合を人力でやるとか、そもそもやりたいことが出来ないとか、システムに合わせて現場のオペレーションを変えることになります。これだとDXにならないんですね。一つのツールで全業種の全業務を対応しようとすることの方が無茶苦茶です。「SaaSだ」「ノーコードだ」と言っても、あくまでも最大公約数的な機能に限定した総華的なツールです。これは無論、Lタグも同様です。

そんな時は、APIを使ってフルスクラッチでシステムを開発することで対応することになります。そして、こういう局面ではビジネスコンサルやマーケティングではなく、ディベロップメントの視点からしか解決出来ません。
「ツールを使って何でも出来ます」と主張する営業マンには注意して下さい。実際、弊社には既に何件も、「LINE連携ツールの営業担当やコンサルに色々カスタマイズ出来ると聞いたけど、実際は自分たちのやりたい機能や仕様の実装が出来ない」「一定の構築費用をかけてからその事実を告げられ、作り直しを余儀なくされた」という問い合わせが何件も寄せられています。
なので、きちんと技術的にもビジネスサイドにも適切な知見を有し、かつポジショントークをしない人=つまり「弊社」に相談しましょう(笑)
Lタグを使って頂いているお客様にはこういったご相談を無料で行います(専用のリッチメニューから相談窓口を予約することが出来ます)。

ちなみに、公式LINEは一つのアカウントに対して一つの外部システムしか接続出来ない(実はやり方はあるのですが)ので、既存のLINE連携ツールを使っている場合、そちらからLタグに切り替えて頂く必要があります。
また、個別開発にも弱点があり、コストと時間が高いことです。これについては別記事で深掘りします。

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