【TGS2024】eモータースポーツ関連出展まとめ(9/30追記)
どうも、岡田です。
今回は現在幕張メッセにて開催されている『TGS(東京ゲームショー)2024』のお話です。
木曜のメディアデー初日に行ってきましたので、特にレースゲーム/eモータースポーツに特化した内容で記事を書いてみようかと思った次第です。
■東京ゲームショーとは
東京ゲームショーとは、日本最大級のゲーム展示会で、毎年秋ごろに開催されてるイベントです。
ジャンル問わず、様々なゲームの試遊台や周辺機器の展示、専門学校の出展、更にはゲームキャラのコスプレイヤーイベントまで行われ、昨年2023年の同イベントでは4日間の総来場者数が24万人越えという、クルマのイベントで言えば丁度東京オートサロンと同じくらいの動員数を誇る年1回の大型イベントです。
僕は確かにゲーム好きで自称eスポーツプレイヤーであるものの、どちらかと言えばクルマ好きであって、東京ゲームショーには1度も行ったことが無かったのですが、今年は縁もあってメディアデー初日に行くことが出来ました。
平日のメディアデーでしたが、とにかく人が多い!
土日の一般公開日の方がブースでの催しは多いかと思いますが、メディアデーでも十分に盛り上がっておりました。
そんな中でも僕としてはやはり、レースゲーム/eモータースポーツ系の出展がどのくらいあるか気になる訳ですよ。
『eスポーツの中でeモータースポーツをメジャーにしたい』だなんて有料note書いちゃってるものの、現状ニッチであること認めざるを得ないこの業界ですが、盛り上げる意味でもこの記事でレースゲーム/eモータースポーツ系ブースをまとめたいと思います。
■UNIZONEブース
まずは大きいところから。
唯一のJAF公認eモータースポーツイベント『UNIZONE』がブース出展しておりました。
ブースには木村 偉織選手が乗るスーパーフォーミュラ車両のカラーリングが施された『SF14』の実車展示がされ、リアルレースとの関連性をアピールしてました。
メディアデーでは運営陣のトークショーが行われたほか、展示車両の乗車体験、試遊台でのeモータースポーツ体験も実施されてます。
前にeモータースポーツイベントをまとめた記事も書きましたが、現状どんな大会があるかなんてゲーマーですら把握できてないくらいなので、レースイベント自体がこういう場でブースを立てるのは非常にいいですよね。
土日には画像のゲスト出演ドライバーを交えてのエキシビジョンイベントも行われるそうですので、イチeモータースポーツファンとして盛り上がって欲しいなと思う次第です。
■MOZA RACINGブース
中国のシミュレーターデバイスメーカー『MOZA RACING』が、東京ゲームショーに出展しておりました!
今回レースゲーム/eモータースポーツ系で、一番MOZA RACINGが気合い入れてブース立ててたような気がします。
レースシムの試遊台2台の他、フライトシミュレーター1台と、販売している製品の展示という構成ですが、他にレーシングシミュレーター用のデバイスをここまでしっかり展示してるブースは無かったので、目立っていたと思います。
展示されているものの中には、発売予定の品もあり、その中でも注目は画像の『多機能ストーク』通称ウィンカーレバーでしょう。
その名の通りウィンカーやワイパー、ヘッドライトなどを操作するレバーを追加するアクセサリーパーツなのですが、これが今までありそうで無かったんですよね。
コアなDIYシム勢は実車のウィンカーパーツから線を引っ張って、シミュレーターのハンコンにくっつけてる強者もいますが、これがあればアドオンでレバーを生やすことができます。
実は前々から多機能ストークがMOZAから出るっぽいという噂は耳にしておりましたが、今回少し触らせてもらって、レバーの動きの質感が高くて驚きました。
ヘタな実車よりも気持ちいい動きします。
こいつは期待大です。
もう一つ楽しみ?期待??な品が『mBoosterアクティブペダル』
NEO SERIES Rd.6の記事でも触れた、アクティブペダルのMOZA版が登場予定されています。
現在生産されているSIMUCUBE製のアクティブペダルは、必要踏力やその波形をアプリで自由自在に替えれる他、ABS再現を始めとするペダル振動を実現しているところが強みなわけですが、MOZA版のアクティブペダルではその辺りどういう感じになるか気になりますね。
後はお値段。
SIMUCUBEは40万円くらいする超ハイエンドペダルですが、MOZA版はいかに…。
【9/30追記】
金曜日にもう一度幕張メッセに行き、試遊台体験してきました(笑)
乗ったのはPlayseatの筐体にMOZA R12・GSステアリング・CRP2ペダルが装備された筐体です。
ポルシェ911 GT3をレッドブルリンクで走らせるシチュエーションで体験できました。
R12やGSステアリングは仕事でも触るので目新しい訳ではありませんでしたが、新製品のCRP2ペダルは初めて踏みました。
従来のCRPに比べると、ペダルそのものの作りに剛性感があって不安なく踏める感じ。
ペダル面も滑ることなく好印象でした。
CRP2はシリンダ内のカラーやスプリングを変えることで120通り以上のセッティングができるそうで…
そんなに選べてもって感じですが、フィーリングの変化は是非試してみたいですね!
■JDMブース
『Japanese Drift Master』
と書いて『JDM』という、新しいタイトルのレースゲームがブースを出しておりました。
度々『X』のタイムラインに出てきていて、そういうゲームがあるのは認知してました。
しかし箱庭のオープンワールド系のドライブゲームということで、ちょっと僕のハマるタイプのレースゲームでは無いかな…と正直思ってたタイトルなのですが、思いのほか大きく、しかもレースゲーム系で唯一?入場口に近い南側のホールにブースを出していて驚きました。
プレイシートの筐体にロジテックのダイレクトドライブモデルのハンコンが備わっており、左側にはIパターンシフターとサイドブレーキが切り替えで使える『Logitech G RS Shifter & Handbrake』が備わってました。
せっかくなのでちょっと遊びたかったのですが、僕たちが来たタイミングでは試遊台に電源が付いていなかったので断念。
残念!
■trustechブース
MOZA RACINGの向かい側に、初めて目にするレーシングシミュレーターのブースがありました。
国内の企業様『株式会社 日本トラステック』のブースで、4軸のモーションシミュレーターでアセットコルサが試遊できるものとなっています。
日本トラステックは主に映像や音楽を扱う業者さんなのですが、新規事業としてレーシングシミュレーターをJAF公認カートクラブの『ベア レーシングクラブ』と共同で製作してきたとのこと。
モーターやペダルのデバイスには『ASETEK』の製品を使用していて、なかなかマニアックな感じのシミュレーターでした。
【9/30追記】
新メーカーの4軸ということで気になっていましたので、乗ってきました!
相当突き上げ感があって、カートに乗っているような動きです。
長時間やってたらしっかり身体が痛くなってそうな感じ。
縁石に乗りたくなくなります(笑)
デバイスはオールASETEK FORTE仕様ですが、ペダル取り付け面に角度が付いており、元々ペダルプレートに対して立ち気味なFORTEのペダルが更にプレイヤー側に傾いているので、ちょっと踏みにくかったなぁと…。
■Pimaxブース
5K超えハイエンドVRゴーグルを開発・販売する『Pimax(パイマックス)』のブースでもレーシングシミュレーターを発見!
NEO SERIESにも協賛するDELEが筐体持ち込み、運用をしつつ、PimaxのVRゴーグルでレーシングシミュレーターを体験できるブースとなっています。
ホントに駆け足でブースを回っていたため、今思えば試遊したかったんですけど、こちらも試遊できず!😭
VRとレーシングシミュレーターは相性がいいと思ってるので、ハイエンドVRゴーグルがどんな感じが試すのに打って付けですよね。
土日、どっちかコッソリ行って試そうかな…w
【9/30追記】
金曜日にこそっと乗ってきました。
デバイスはMOZA R9?とGSステアリング、SRPペダルのシンプルな構成。
注目はPimaxのVRゴーグルですが、凄く解像度が高くてゲームに没入できます!
半面、視野角がやや狭く、常に外側に黒い枠が見えてるのがちょっと残念だったかなと。
しかしシミュレーターとVRは相性がいい!楽しかったです!
■STERLING CLUBブース
これまた見慣れない企業さんのブースにレーシングシミュレーターが…
防災グッズやLEDライトなどを販売している『株式会社スターリング』が、これまた新規事業としてレーシングシミュレーターのコックピットを展示していました。
作りとしてはどちらかと言うとライト~ミドル層向けのコックピットで、コスティックさんのSTRASSE RCZ01と似た雰囲気の製品ですね。
試遊としてはアセットコルサコンペティツィオーネで体験できる状態でした。
展示の仕方も車のバネやステアリング、エアクリーナーを置いたりなんかして、なかなかおしゃれな感じでしたよ😆
【9/30追記】
ちょっと乗ってみましたが、あまりにもハンドルが遠く乗りにくいポジション設定になってました💦
多分ステアリングモーターが付いてるフレームで角度調整はできると思うので、調整すれば大丈夫かとは思いますが…。
あとロジクールのG29、やっぱり苦手です…。
■日本電子専門学校ブース
最後はゲームアカデミーコーナーより『日本電子専門学校』
東京ゲームショウに第1回目から出展し、今年で29年連続出展しているという歴史ある専門学校です。
このブースでは学生たちが代々製作しているというオリジナルレースゲーム「AimRacing」を、モーションタイプのシミュレーターで体験できました。
ほんっとうに申し訳ないですが、時間が無くて試遊していないんですけど、これはプレイしてみたかった!
ラリー?峠?な感じのレースゲームで、敵車はいなかったように思いますが、どんな挙動だったのか記事を書いている今気になってます…w
■他のブースを見て思ったこと
そんな感じで、僕がメディアデー初日に確認した中では7つのブースでレースゲーム/eモータースポーツが楽しめるブースを確認しました。
他にもあったらゴメンナサイ…。
ニッチなレースゲーム/eモータースポーツですが、思っていたよりは沢山レーシングシミュレーターが置いてあったし、初めて見るシミュレーターもあったし、個人的には想像していたよりも楽しめました!
ただ、他にもたくさんある異ジャンルのブースを見てると、レースゲーム/eモータースポーツは「ゲーム」の中ではとにかく異端なジャンルであることが良く分かります。
所謂「ゲーム」って、色んな方法で楽しむ「物語」という面もあって、その世界観を楽しめるブースがあったり、その登場キャラクターのコスプレをした人がいたり、そのグッズを販売していたりしてて、プレイそのものが楽しいというよりは「その世界」をプレイを通して楽しむのがゲーム…って感じじゃないですか。
別にボタンやキーボードをタイミングよく押すことや、スマホのフリック操作そのものを楽しんでる訳じゃないと思うんですよ。
その点レースゲームって「プレイそのものを楽しめるか否か」なんですよね。
基本はアクセル踏んで、ブレーキ踏んで、シフト替えてハンドル切って…を楽しむものですからね。
どっちが良いとか悪いとかじゃないんですけど、その違いがレースゲーム/eモータースポーツ系のブースと、他のブースに大きな違いを感じることが出来たTGSだったな~と個人的に思います。
結構eモータースポーツって、リアルのモータースポーツに影響されがちですが、TGSに集まってくるような人たちにも何かでアプローチできるようになれば「リアルの真似事」じゃなくなって「eモータースポーツが好きだ」という人を増やせるのかなとも感じました。
そんなところで、今回は以上!
岡田
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