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20代後半OL女子の2泊3日神戸〜京都旅

普段住んでる松江から高速バスで4時間30分。
バスを降りると、雨が降るギリギリ前の神戸三ノ宮だ。
東京横浜生まれ育ちの私にとって、神戸は一度も住んだことないのに「第二の故郷」といえる。バスを降りた後のメリケンパークの景観、小さな中華街、気の利いたお洒落な洋風カフェ、海沿い近くの人々の装い。そして、夕焼け前、海岸に浮かぶ工場群のまばゆい光たち____。そのどれもが、島根から気軽にいける私の”横浜”のような第二の故郷である。

三ノ宮バスターミナルを降りると、決まって向かうのが「プロペラ」という神戸牛ステーキのお店だ。大体いつも昼も夜もここで済ませる。隠れ家的なお店の雰囲気も、リーズナブルな値段も、お肉の柔らかさもどれをとっても居心地がいいので、今度は一緒に大切な誰かを連れて行きたいと思っている。

夕飯を18:30に食べ終えた後、メリケンパークまで移動し、夕暮れ時の神戸を軽くジョギングする。金曜この時間帯のメリケンパークは、カップルや地元民達で賑わっているが、私はどこかシンガポールに来たような感覚で、多国籍交わったこの街の訪問者として、一人軽快にランニングする。好きな街で一人でスポーツするというのが、20代後半の私にとっては、なんとも言えない贅沢な時間だ。京阪神にはよく来るが、私は神戸でのこの時間が、大体いつも一番リフレッシュできる大切な時間になっている。

22:00くらいまで夜の三ノ宮を満喫した後、ホテルに戻り仮眠をして、翌日には電車で1時間ほどかけ、京都に移動した。

島根に移住し、京都は何度か来るようになったが、週末一人旅なのもあって、気合を入れて事前に決めたスポットや食事処をまわるというより、なんとなくその時とったホテルから近い有名スポットをいくつか梯子し、昼食も京都駅内にある決まったそば店で食べている。そして、2日目は、電車で足を伸ばして観光しに行くというより、都会の商業的な生活を求めて、京都駅付近のブティックや島根にはない化粧品巡りをして過ごしているのが大半だ。

そんなこんなで、京都に2泊してもあっという間に終わってしまう。月曜夜に京都駅から島根行き高速バスに乗る時は、やはり若干名残惜しいが、それは土曜の朝に神戸を出る時よりかは後ろ髪をひかれない。東京にいる時は俄然、京都派で神戸には行ったことがなかったが、島根に来てからはどこか立ち返られる神戸に行きたくなることが多くなった。

京都では出発前に駅で必ず七味をお土産に買って、また火曜日からの島根での日常にも京都を取り入れている。神戸ではその土地で美味しいものだけ食べ、観光客気分でないからか、特にお土産は買わないで去る。近いうちに、また神戸に立ち寄りたい。

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