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アルゴランドの歩き方(アルゴランドチェーンの歩き方)

何かしらのニュースを聞いたり、何となくロゴや名前を見てピンときたり、何かしらの理由で絶対上昇すると思ったり、様々な理由があってアルゴランドのネイティブトークンであるALGOを取引所等で入手して、さてその後どうしようかという方に向けた次はこういうことやってみてはいかが?という方向性の提案を行うnoteになります。

まずは難易度の低いところから徐々に難易度の高いものに推移していく形で紹介していきます。

なお、分からないことがありましたら、アルゴランドジャパンのHPで情報探したり、アルゴランドジャパンのテレグラム(今話題になってること向け)やアルゴランドジャパンのDiscord(個別サービス向け)で尋ねてみたりすると良いかもしれません。(一応尋ねなくても分かるようにnote書いてるつもりではありますが…。)

おおよその難易度感を★で表しています。
ひとつひとつの項目のボリュームが多いので、一回で読んで理解しようという感じではなく項目ごとに時間置いて一つ一つ取り組んで見られると良いかもです。(もちろんやらないものがあっても問題ないです。)

★☆☆ウォレットの作成

まずはチェーン上にウォレットを作ってみましょう。
全てはここからです。

・ウォレットを作るメリット

アルゴランド上のサービスを利用するうえでとにかく全てにおいて必要

アルゴランドチェーン上で行われるエアドロップ等のイベントにも参加できるようになる

デメリットがほとんどない(バイナンスからウォレットへの送金手数料が0.01ALGOで、ウォレットからバイナンスへの送金手数料が0.001ALGOですからお試しもしやすい。なおガス代は0.001~0.002ALGOであるケースが多いです。(混雑具合ではなく実行する処理の工数に依存))


これはどのブロックチェーン(仮想通貨)のサービスを利用するにしても行うものなので、作り方にや操作方法に慣れておくと何となく他のチェーンを使った時も分かるようになります。

ちなみに、アルゴランドはメタマスクやtrustウォレットなどと違い、アルゴランドのみで使用する専用のウォレットを使います。ウォレットも種類がありますが、スマホで利用する方は"Pera Algo Wallet"、PCで利用する方は"My ALGO"で問題ないです。(中級者向けですが、Pera Algo Walletで作ったウォレットをMy ALGOでも利用するみたいな使い方もできます。)

・Pera Algo Wallet 【Pera Algo Walletの使い方

・My ALGO 【My ALGO HP】(My ALGOの使い方noteはまだ作成していませんが要求されることはPera Algo Walletと同じですので上記URLを参考に作成することも可能です。)


余談ですが、バイナンスの120日ステーキングの年利も比較的優秀ですのでそちらでステーキングして、チェーン上で使用する分+αはウォレットに入金するみたいな形もありです。(バイナンスのステーキングは期間外のロック解除に時間かかる難点があるくらい。)
ガバナンスとかサービスに慣れると自分でやった方が優秀です。

★☆☆ASAを入手してみよう(仮想通貨編)

ASAとはアルゴランドチェーン上で発行される資産のことを指します。もちろん、アルゴランドチェーン上で発行される仮想通貨もその一つ。俗に言う草コインや魔界通貨と呼ばれるものたちです。

ボラティリティが高く、あんまりBTCの価格の影響も受けないので取引で一喜一憂するのもありですが、アルゴランドチェーン上でサービス展開してるプロジェクト(や企業)への投資でもあるので成長を見守って陰ながら応援したりするのも醍醐味の一つです。

といっても、当然ながらこの辺りはリスクがありますので、まずは無料で入手できるもの(要はプロモーションキャンペーン)から手を出されてみるものありです。
個別のエアドロップのものはさすがに紹介しきれないですが、プロモーションを応援しているサービスである"Algodrops"と"Grocery Store"はおさえておいても良いかもしれません。(サービスはまだローンチしていないですが、"airsho"もエアドロップ支援ツールでそのうち多分追加します。)

無料でもらえるもの

・Algodrops 【ガス代支援サービスの使い方の上部】
定期的にHPに自分のウォレットアドレスを入力しにいくと微量のALGOやASAがもらえます。

・Grocery Store 【Grocery Store Gameの遊び方
Discord上で動くゲームで、こまめにやっていると(プレイ時間数秒)色々なASAが少量もらえます。(初回のみ0.1ALGOほどかかります)

これら無料のものをやっておくと、何となくのアルゴランド独特のウォレットに資産を追加するという動作になれることができるはずです。
もらったものは一定量貯まったらALGOに換えるもよし、値上がり期待して所持しておくのもよしです。


ASAの情報はtinychart(Vestige ※tinychartからVestigeに名称も仮想通貨も移行中です。)から価格の情報を見ることができたり、チャートアプリだとDefly(サイトではウォレットと書いてますが、ウォレットではなくウォレットに接続することができるというだけ。)なんかもチャート見やすいです。

どんなASAがあるかはアルゴランド本家のエコシステム一覧から探してみると良いでしょう。このエコシステム一覧にはトークン発行を行わないプロジェクトやまだ未発行のプロジェクトも多々含まれているので、tinychartで気になったやつ(少なくとも青チェックついてるASAを選びましょう)をこのエコシステム一覧から探すという使い方がとりあえずはいいかなと思います。(情報量多くて大変ですから。)

気に入ったもので購入タイミング的にも良さそうなものがあれば(分散型)取引所を使ってALGOと引き換えに交換してみるステップに移るのも選択肢としてはありです。(詐欺プロジェクトもあったり、めちゃくちゃ価格下げるものもあるので選定やタイミングなど自己責任でお願いします。)
(分散型)取引所は"tinyman"か"Algofi"かを見ておけばとりあえず大丈夫です。(多分ASA取引してるアルゴランドユーザーの9割くらいはtinymanしか使ってないのではないかと。後述のステーキングサービスのところに名前があがりますがしますが"Yieldly"もGameFiに特化した取引所の運営がなされるよう。)

分散型取引所

・tinyman 【tinymanの使い方
アルゴランド上の初代分散型取引所。一回ハッキングされてver1.1になったけどそこからは非常に安定している。(ハッキングは取引してる人ではなく後に話出てくる流動性プールに資産提供してる人です。)

・Algofi 【AlgofiのHP】(ここを取引所として使うのはまだそこまでメジャーではないのでまだnoteは用意していません。)
レンディングサービスも提供しているところで今までトラブルらしいトラブルが起きたことがない、運営がだいぶしっかりしたところ。全てのサービスが1か所に集まってるので大変便利。将来的に取引量がtinymanを追い抜く可能性は十分にある。
なお、取引した時の価格はtinymanと連動してないのでその点は注意。(一応BOTが調整してくれますが、大金で一気に買うとBOTが利鞘持って行くのでわりと損します。Algofiに限らずtinymanでも。)


まぁ、リスクがつきものなのでこれを積極的にやりましょうとは言わないです。

★☆☆ASAを入手してみよう(NFT編)

ブロックチェーン上の資産といえば仮想通貨の次に挙げられるのがNFTです。イラストとかのやつですね。

アルゴランドのガス代は非常に安いこともあり、あるNFTを持ってると仮想通貨や別のNFTが定期的にエアドロップされる、なんてタイプのNFTもちょこちょこあります。単純にイラストなどのNFTそのものの価値だけじゃなく、そういう付加価値もあったりするので基本海外プロジェクトになりますが色々調べてみるのも面白いでしょう。

アルゴランドの中で一番成功してるNFTプロジェクトはAI Goannaで8,000ALGO以上の値段がついてます。こういう有名プロジェクトを探すのは"Rand Gallery"が良いかもしれません。後はメジャーなマーケットプレイスでいうと"algogems"と"AB2 Gallery"と"Dartroom"あたりをおさえておけば一通りは大丈夫なはずです。全体からざっくり探す場合は"NFTxexplorer"あたりも便利です。

・Rand Gallery 【Rand GalleryのHP
有名コレクションの一覧がトップにあり、高額で取引されてるものを探しやすい。販売のリストに載るのも承認性なので一定の規模感でプロジェクトとして動いてるものが多い。

・algogems 【algogemsのHP
Rand Galleryよりカジュアルで使いやすい。有象無象な感じ。自分でもコレクション作ったり他のプロジェクトのものを出品できたりします。

・AB2 Gallery 【AB2 GalleryのHP
このサイトでNFTを探すというよりも、プロジェクトのサイト等からこちらで発行してるからミントしてねと案内される使い方が多い印象。

・Dartroom 【DartroonのHP
イラストレーターやインディーズのコレクションが探しやすいサイトです。一応アーティスト登録の審査が若干ありますがRand Galleryよりカジュアル。

・NFTxexplorer 【NFTxexplorerのHP
2次流通ものを探す時は特におすすめ。複数のマーケットプレイスの情報がひとまとめになっています。

まだ全体的に価格面や参加者等他のチェーンのNFTと比べると弱いものの、NFT×○○がやりやすいチェーンなのでプロジェクトとして育っていくものが増えてくるのではないでしょうか。

最近私が得た情報ですと、まだ埋もれてるNFTを探すのはツイッターを回るのが良いとのことです。

★☆☆ステーキングをやってみる

(ALGOのステーキングは行われていないですが)ASAを入手したらASAのステーキングを行ってみるのも良いでしょう。

プロジェクトによってどこでステーキングが行われてるか異なりますので、各プロジェクトの情報を探しに行くのが一般的ですが多くの場合は"Yieldly"か"Algostake"、"Algofi"または"The Algo Faucet"のどこかしらで行われています。
サイトから情報を集めてASAを調べてみるのも良いかもですね。

・Yieldly 【YieldlyのHP
初代ステーキングプラットフォーム。こちらしかなかった時代は全てのプロジェクトがこちらを使っていましたが、Algostakeの勢いに押され(Algostakeが盛り上がってる時にYieldlyのハッキングがあったのも痛い)、また当初の形と変わったため、GameFiプロジェクトに特化した総合プラットフォームになっていくよう。(もちろんステーキングも含む。取引所機能の併設も狙っており、GameFi界のAlgofiを目指している。)

・Algostake 【Algostakeのはじめ方
今ではほとんどのASAがこちらを利用しています。普通ステーキングは(YieldlyやAlgofiなんかそうですが)持っている資産をプロジェクトに預けます。Algostakeの場合は預けることなく自分のウォレットに入れたまま利用できるので万が一が起こることがないので一番安全。

・Algofi 【AlgofiのHP
ステーキングサービスの展開は他と比べるとだいぶ遅かったものの、母体の信頼性があるので手堅い系のプロジェクトが利用しています。ASA取引の項目でも出てきましたが、全てのサービスが一カ所に収まってるのが便利。

・The Algo Faucet 【The Algo FaucetのHP
上記3サービスは全てプロジェクトの審査があり、プロジェクト側はステーキングサービスを使わせてもらう利用料を支払います。審査が通らなかったプロジェクトや利用料を支払う余裕のないプロジェクトがこぞって利用するのがこのThe Algo Faucetです。ユーザー側も対象のASAがウォレットに必要枚数分入ってたら何もすることなく勝手にステーキング報酬が毎日届きます。便利な反面、審査がないので詐欺プロジェクトも普通にしれっと混じってますから注意。(一応詐欺が発覚したものは削除されていきます。)


この他にもAlgoFundやMoonXが他のASAも利用可能なステーキングプラットフォームを準備しているようです。
また、これらの他にも自身のサイトや自身の仕組みを使ってステーキング行ってるプロジェクトもあるので、目当てのASAがあればそのASAのサイトから直接調べてみるのが手っ取り早いです。

★★☆ガバナンス投票に参加する

少しハードルが上がりますが、アルゴランドに来たからにはこの仮想通貨界隈最大級のDAOであるガバナンスに参加しない手はありません。

ガバナンスに参加させるALGOは約3ヵ月ロックされてしまい(いつでも辞めることは可能)、選択肢タイプの投票とはいえリアルの選挙と同様ある程度考える必要があるため(適当に選んでも良いですが…)難しい感じはしますがこれがALGOのステーキングにもなってるので是非参加してみましょう。
年利に関してはバイナンスの120日ロックのステーキングとほとんど同じです。(というよりもバイナンスの120日ロックの報酬はこのガバナンス分をあてにしている。)

なお、参加自体は各四半期の最初なので思い立ってすぐに行うことはできませんが、次回に向けて学習してみるのも良いでしょう。

過去のnoteが2本ありますのでそちらを参考にしてみてください。

第3期ガバナンス投票に参加するべきか(全体像)】(過去記事なので参考までに)

第4期アルゴランドガバナンス投票への参加表明の仕方3選

ただ、やはり一般参加者にとって今後を考えて投票していくのは難しいようなので、徐々に代表制みたいな形になっていくという噂があります。(それを決めるのもガバナンスで行います。)

★★★レンディングサービスを利用してみる

自身が持ってるALGOであったり、ステーブルコインであったりASAであったりを貸し出すことで利子を貰ったり、逆に借りることで空売りを行ったり借りた資産を運用して利回りをとったりなどをすることができます。

貸す難易度は低いものの、借りるところまでいくと立派なブロックチェーンヘビーユーザーの一員です。
貸し借りにはハッキングの手法も多彩にあるため、運営を行ってるプロジェクトの信頼性や安全性に対する意識、技術力が何よりも大切です。

レンディングサービスとしては"Algofi"と"Folks Finance"の2択でしょう。

・Algofi 【Algofiのはじめ方
最早ここまでくるとお馴染みのAlgofiです。金融リテラシーの高さとユーザーインターフェースの良さから基本的にはこちらの利用で問題ないです。ただ、初回の設定するための費用が高めです。(約4ALGO)

・Folks Finance 【Folks Financeのはじめ方
母体に関してこちらもかなりしっかりした団体なのでその点に関してはAlgofiと同じ感覚で問題ない。ちょっとユーザーインターフェースが良くないくらい。Algofiと違ってこちらは初期の設定費用を必要分だけ最小限に行う形になるので預けたり借りたりする種類が少なければその分安く利用開始できます。

金利自体は両者ほとんど同じですが、最大の違いは資産を借りる時です。借りた額より担保にしている金額が下回れば担保にしている資産を強制的に没収される強制清算が行われます。
Algofiはこの担保のプールや借りてる金額を全てまとめた金額で取り扱うので細々強制清算されない代わりに強制清算されたら担保を全て持って行かれてしまいます。Folks Financeは借りる時にその借りた資産に対してどの担保をいくら分と指定できるので個別管理が可能になります。

まぁ単純にリスクヘッジの意味でも資産はばらけさせておいた方が良いので大きな金額を預けるのであれば両方利用できるようになっておくと良いかもしれません。

★★★流動性プールに資金を提供する

ステーキングサービスを見る時に目に入りますが、仮想通貨同士のペアを作って流動性プールと呼ばれるところに入れてLPトークンという形にしてステーキングを行うと結構良い年利がもらえることに目がいきます。

この仕組み、わりと気軽に行えるような位置にあるものの、損得計算を行うのはかなり上級者向けですので一番最後に持ってきました。
これを行うことがASAのプロジェクトを応援することにもつながるので気に入ってるプロジェクトにはやりたいものですが、この流動性プールは比較的ハッキングの対象になりやすく(tinymanで起こったハッキングも、Yieldlyで起こったハッキングもこの流動性関係のもの)、単純に提供しない時と比べると損する可能性が高いので行う時はよく理解してからやりたいものです。(ちょうど単純に購入して保持するのとプロジェクトに寄付するのの間で前者寄りというくらいの感じ。)

仮想通貨の流動性トークンのステーキングやファーミングを行う際に知っておきたいこと

○他

アルゴランドチェーン上ではまだクロスチェーン(ブリッジ)は一般の人が行うものではなく、ローンチパッドも2022年第2四半期~第3四半期頃なのでその手の話は今は割愛していますが、動きが活発になってきたら編集して追加していこうかなと思います。

後は雑記ですが、【ユーザー目線から見たアルゴランドの価格】という価格面のnoteもありますのでALGOの値段に関する理解が少し深まるのではないかと思います。(ユーザー目線とありますが私の体感と考察ですので悪しからずです。)

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