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第3期アルゴランドガバナンス投票に参加するべきか(全体像)

さて、2022年の第1四半期が終わり、アルゴランドでは第3期のガバナンス投票に参加するかどうかの確認の期間に入りました。

とはいえ、そもそもガバナンス投票って?それをやると何かメリットがあるの?面倒じゃないの?おいしいの?と色々疑問点があるかと思います。
私自身も積極的に参加しているチェーンのことだと色々分かっていますが、ただただその仮想通貨を買っただけの銘柄のチェーンの内容とかは一切分からないものです。

なので、どちらかと言えばそんな人視点で、見た人がちょっとやってみようかなとか、これだったらやらないかなの判断材料となる情報を共有しようかなと思います。
絶対全力コミットした方がいいよ!という人もいれば、どっちでもいいかもとか、それは参加しない方がいいよという人もいるのでこういう人だったらを交えて書いていきます。

私自身としては大なり小なり参加してくれた方がうれしいなと思っていますが、ポジショントークが入ると情報の説得力がなくなるのでニュートラルな目線で判断していきます。

〇ガバナンス投票とは?

簡単に言えば今後のアルゴランドの方向性(財団が持ってる資金の使い方など)の投票を行うよ!1ALGOにつき1票だよ!投票してくれてかつ条件を守れば年率何%かの報酬がもらえるよ!というものです。(ガチ一般ユーザー目線)報酬はおいくらなのでしょうかというのは下に記載しておきます。(ついでにその時の議題もね!)

・参考

・報酬
第1期(2021年10月~12月)の報酬 自分が投票した有効票数の約3.5%のALGO(APR約14%)
第2期の報酬(2022年1月~3月) 自分が投票した有効票数の約2.5%のALGO(APR約10%)
あくまで個人的な予想ですがこの第3回の投票報酬は1.5~2.2%でAPR7~8%ほどになるんじゃないかなと予想しています。

・議題
第1期では「2022年の報酬の分配どうする?後、投票に参加したけど条件満たせなかった人にペナルティつける?」という内容で「高報酬にはしない代わりにペナルティもない」というみんな参加しやすく、という形に決まりました。これは結構意見が分かれ、競り合ってました。

第2期では「今1ALGO1票だけど、専門的な知識ある人の発言権が強い方が良くはないだろうか?守る条件は厳しくなるけど投票能力が年数に応じて高くなるスーパーガバナーの役割を作りません?」という内容で「いいね!」が9割ほどで可決されました。
(別に1期に1題というわけではないです。今後複数お題が出てくると思います。また、議題は事前に分かりません。)

では条件はというと、今回であれば「事前(今の期間)に投票しますと宣言した投票数と同数のALGOを2022年7月1日(※)まで一瞬たりともウォレットの中身から下回ってはならない」です。(※本来は6月31日から7月1日の日付変わるまでですが、時差の関係があるので余裕みておいた方が良いです。)
他のチェーンや取引所のステーキングを使ったことがある方に分かりやすい言い方をすれば、3ヵ月自主的にロックしましょう、ということです。

現在バイナンスの120日ロックのALGOのステーキングがAPR8.24%(バイナンスはAPY表記なんですが、APRの方に近い報酬になってるのでAPRで書いてます。違いが分からない!という人はAPRはお得、APYは見た目の数値よりもらえないという認識を持ってたらOKです。)と私の推測の数値から考えるとそこまで大きな差はありません。
今期は投票報酬以外でも運用で少しもらえるのでアルゴランドのウォレットを持っていてこれからお得なものがあれば色々触ってみたいんだという方はガバナンス投票に参加した方が少しお得で、バイナンスなどの取引所だけで仮想通貨運用していてALGO以外にもBTCやETH、SOLなどの他のチェーンの通貨も色々扱ってるよ!という方は報酬面だけを考えるとステーキングサービスで良いと思います。(取引所はステーキングで預かった通貨でこの投票には参加すると思います。取引所に委任するような感じです。)

○メリット・デメリット

ではそれぞれ具体的に見ていきましょう。

・メリット

①バイナンスの最長ロック期間の金利前後の報酬は期待できる

単純にロック期間で考えれば120日ロックに対して90日ちょっとのロックで良いので期間は短いというメリットがあります。(ちなみにバイナンスの90日ロックのAPRは3%以下)

また、取引所の期間ありのロックは途中解約しようと思っても申請から1日くらいかかります。ガバナンス投票は自主的にロックといってもただ触らないようにしてるだけなので、報酬を受け取る権利さえ手放せば好きなタイミングで売却することも可能です。(取引所のステーキング途中解約も報酬で支払われた分は引かれて報酬なしになるのでそこは同じ条件。)

周りが報酬をもらっている中、自分は貰っていないという状況になると市場に流通枚数が増えて価格が薄まる影響を受けるリスクを負うことになるので長期でガチホかなと思われてる方は何かしらはやっておいた方が良いです。

②世界最大級のDAOに参加できる

なんか最近仮想通貨関連のニュースサイトでDAOという文字を見かけたりしますよね。そのDAOがまさしくこれのことです。

これ意外かもしれませんが、アルゴランドは仮想通貨の時価総額ランキングでいえば30位くらいなんですけども、このDAOの分野では多分参加数1位なんです。他のチェーンでよくよく考えてみるとステーキングするバリデータこそ選べども中身に自分の意志を表明することってないですよね。

個人的にはこのDAOが決して手放しにいいものだ!と言えるものではないと思っています。主体的に動くことが求められますので、特に日本人の場合は逆に嫌だなと思う人も多いはずです。
私自身はこういうnote作ってるくらいには自分で何かをやるのが好きな人なので苦にはなりませんが、皆さんが、または他の国の人らが実際そういう場になった時にどう思われるかは正直分からないです。

じゃあそのDAOがどんなものなんだ、これから流行っていくものだろうか、他のチェーンの通貨がDAO移行した時(遅かれ早かれ移行はする)どうなるんだろう、こういうのを実際に触って体感できるので、経験としては非常に貴重なものになると思います。
特に売り買いを頻繁に行われる方はDAOやDAOによる報酬の支払いで価格の変化がどうなるんだというのを仕入れておくと有利に立ち回れる場面が出てきそうですね。

③チェーンに慣れる

仮想通貨に投資を行っているということはブロックチェーンという技術に対して投資を行っているのでもあり、そのチェーン上で構築されるサービスに対しても投資を行っているとも言えます。

このガバナンス投票を行うためには自分でウォレットを作ってサービスに接続してなどブロックチェーン上での行動を自然に行っていく形になります。1つやってみると次はこれをやってみようと1つ1つ挑戦していくことができます。パソコンを触ったことがない人に何でもできて便利だよとパソコンを渡しても何に使えばいいか分からず置物になるように、ブロックチェーン上にも色々サービスあって使いこなしたらお得だよと言われても何から手を付けていけば良いのやらという状態になります。これをはじめの一歩としてとりあえずウォレットを作って投票をやってみよう、というのは良い動機になると思いますよ。

自分で触ってどういうものに投資してるんだというのを肌で感じるのは大切ですね。

④その他

メリットというわけではありませんが、どれだけ投票するのかは自分で選べますので、例えば1000ALGO持ってる人が10ALGO分だけ参加することも可能です。②とか③の面でちょっと参加してみたいな、でも大金を扱うのは不安だなという方は少額だけで試してみるのもありです。

よく分からないものを試す際はまずは少額で。仮想通貨は自己責任の世界なので、これは心掛けておきたいものです。


・デメリット

①面倒

この一言が全てを表しています。自分で投票までの情報を集めて(来週中にはこのガバナンスの参加表明のHow toと、投票が始まったら投票のやり方のnoteは書く予定です)、リスク管理もして、慣れないウォレットも扱ってと考えると、んーパスで!と言いたくなりますよね。ごもっともです。(私も所持してる通貨全てのチェーンを触ってるわけではないですから。)

一応このシーズンはアルゴランドの日本語のテレグラムでもDiscordでも色々話題にあがるので参加しておくと情報集めは多少楽になりますよ。

②動かせないALGOがでてくる

宣言した枚数以上をウォレットにキープする必要がある分、相場の変動時に適度に利確や買い増し等色々触る人にとっては大きなデメリットです。上手く運用すればこのガバナンス報酬でもらえる以上の枚数を増やすこともできますのでトレードに自信のある方はあえてやる必要はないと思います。

③自分でも気づかない内に報酬の対象から外れる

自分は正しく投票したと思ってたのに投票できてなかった、投票したと思いこんでて投票を忘れていた、大丈夫だと思って取引してたら知らない内にキープしないといけない枚数を一瞬下回っていた(これ一切警告等来ません。一応自分がまだ対象なのか確認はできますがこの操作が結構面倒です。)なんてことも起こり得ます。

どれも自分のうっかりミスなので自己責任じゃないかと言われても、納得いかないですよね。誰かが補償してくれたり、対応してくれるわけでもないのでこういう時に割り切れって気持ち切り替えるのが難しい方は取引所のステーキングの方が無難です。


一応、②に関してはガバナンス報酬がもらえないというだけで動かそうと思えば動かせるので、普段ウォレットの操作慣れてるよという人からすると大きなデメリットはないかなと。

○その他の情報

第2期のガバナンス投票までは宣言したALGOはただただウォレットの中に眠っているだけの存在でした。この第3期から、宣言する時に間に1つサービスを噛ませることで、宣言した金額分(またはその80%前後分ほど)をレンディングに回したり資産運用することができるようになりました。(宣言時に手続きする必要があるので注意です。宣言期間が終わってからレンディングを行うとウォレットの中から減ったという扱いになります。

こちらはサービスが3社あり、どれが良いかなどの情報は近日中(4/3を予定)にnoteに書く予定です。

宣言期間は4月14日までありますのでよく情報を集めてから手続きを始めても遅くはないかなと思います。

○最後に

ガバナンス投票ちょっとやってみようかなと思われた方は「Pera Algo Walletの使い方」のnoteを参考にウォレットの準備をされて追加のnoteをお待ちください。
【追記】
ガバナンスへの参加の宣言の仕方のnoteができました。
参加しようと思われた方は是非挑戦されてみてください!

新規でこちらに関する情報のnoteを作成した場合はアルゴランドジャパンのDiscordか私のアルゴランド用のtwitterで案内しますので必要でありましたらフォローのほどよろしくお願いします。

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