見出し画像

ペットに関わる原状回復工事にはどのようなことがありますか?(マンション経営Q&A)


(Q)ペットに関わる原状回復工事にはどのようなことがありますか?

(A)ペットを飼育している物件の原状回復を行う際に、ペットがつけてしまった傷や汚れに対する修繕費の負担割合が国土交通省が提供する『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』に記載されています。

ペットによってついた傷・臭い・汚れは、通常の使用によって発生するものではないため、その原状回復にかかる費用は入居者が負担するのが妥当であるとされていますが、一般的なクリーニングで除去できる程度の汚れや臭いであれば、通常損耗や経年劣化の範囲と捉えられるのが一般的です

共同住宅におけるペット飼育は未だ一般的ではなく、ペットの躾や尿の後始末などの問題でもあることから、ペットにより柱、クロス等にキズが付いたり臭いが付着している場合は賃借人負担と判断される場合が多いと考えられます。

賃貸物件でのペットの飼育が禁じられている場合は、用法違反にあたるものと考えられ、この考えに基づき、不動産事業者は原状回復にかかる費用を算出します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?