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変化の激しい世界で自分なりの答えを持つ方法

ご紹介する本は「13歳からのアート思考」(末永幸歩さん著)という本です。

13歳からのアート思考

自分ので考え、答えを探す必要性

皆さんもよく耳にすると思いますが、今の時代は変化の激しい時代と言われています。

少し前までの世界では、人も物も移動が少なく、比較的狭い世界で人々は生きていました。

そのため、それぞれの小さい世界で当たり前になっていること、すなわち正解があり、ビジネスでも教育でも人生でさえ、そのたった一つの正解を見つけることが大切になっていました。

これはまさに数学的、論理的な考え方ですね。


しかし、今の世界では人も物も移動が激しく、ネットやSNS等で人と人のつながりも強くなっています。

そんな世界では、ほかの地域の人の考えを受け入れること(多様化)がとても重要視されています。

この多様化によって、私たちの世界の強化が広がり、これがぜったい!という正解はなくなってきています。

そんな中で必要になってくるのは、自分なりに考えて、自分なりの答えを見つけることです。

そのための方法の一つとして紹介されているのが「アート思考」と呼ばれる考え方です。

ではその「アート思考」とは何なのか、どうゆう考え方をすればいいのかを芸術作品の見方から教えてくれるのがこの本です

アート思考とは

突然ですが、美術館で名画といわれる絵を前にして、どのように絵を見ていますか?

美術館に来たつもりで、下の絵を鑑賞してみてください

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どのくらい絵を見ていたでしょうか、また、何を考えましたか?

誰のどんな絵かもわからないし・・・

多くの人はどう見ればいいかわからず、10秒ほどで次に進んだのでは??

この一枚の絵画に自分の意見や答えを持てない人が、激動する複雑なこの世界で何かを生み出したりできるでしょうか?

でも、自分なりの意見や答えを持てないのは考え方がわからないからです。

そんな方には「アウトプット鑑賞」という方法でも言う一度見ていただきたいです。

アウトプット鑑賞とは

・何が見えるか ⇒ そこから何を思うか

・どう思ったか ⇒ なんでそう思うか

を考える(書き出してみるとおもしろい)鑑賞法です。

緑と青と黄色が色として使われている といった当たり前のことから考えてみてください。

ではもう一度見てみてください。


やってみると、自然といろいろな思考が頭の中を巡っていませんか?

これはつまり、「自分なりに考えている」ということです。

さらにそこから出てきた感想が、自分なりの答えです。


こんな風に考え方がわかるだけで、自分なりに考えることができるという経験ができたでしょうか。

この考え方は、芸術作品だけでなく、身の回りのいろんなことに当てはまります。いつもやっている行動、身の回りのこと、学校や会社で取り扱うこと

そういったものにもぜひ自分の意見や答えをもってみて、友人や仲のいい人、同僚に話してみて下さい。

そうすることで、こんな考え方もできるのか といった発見もあって楽しいですよ。

また、自分の意見をもって突き進むことで、しっかり自分の行動に自信を持てるようにもなれますよ。

本の中では、6つの絵画を紹介して、さらに詳しくアート思考について解説しています。

この本は芸術の技術や知識を教えてくれるものではなく、こんな風に見たら自分なりに芸術を楽しめるよ というのを伝えている本です。

肩の力を抜いて、楽しくよめるので、興味を持った方はぜひお気軽に手に取ってみてください。


長い文章をお読みいただきありがとうございました。

少しでも読んでくれた皆さんの力になれたらいいなと思っています。


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