新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
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下り坂に入ったのだろうか?|2/7〜2/10

佐藤李青(東京アートポイント計画)

コロナ禍の日々の記録。平日の仕事中心。土日祝休(例外あり)。2020年の1回目の緊急事態宣言の最中にはじめた日記はこちらから。3回目の宣言解除の日から再開。少し休んで「第6波」から再々開。

2022年2月7日(月) 自宅

オンラインで研修を、ふたつ受講する。「コンプライアンス・情報セキュリティ研修」と「人権理解・ハラスメント防止研修」の録画映像を見る。学んだこと、「何が問題となるか法令等含めて確認することができた」。録画でよかったこと、「不明な部分は戻って確認することができる」。アンケートを送出して、受講完了。
午後はZoomでミーティングをひとつ。4月の予定を検討する。先は読めないけれど決めるしかないと言いながら会場と日程を決める。
ワクチン3回目の職域接種の日程が出てきた。今回は複数日の選択肢があるが、どれにするか悩む。この年度末に、副反応でダウンする日を、どこに設定するか。カレンダーを何度も確認し、シュミレーションするも決めづらい……。接種の候補日には3月11日が入っていた。あの日は、世の中的には「この年度末」だったんだなと思う。
東京都の新規感染者数は12,211人で月曜日の最多更新。全国も68,041人で月曜日の最多更新。都知事が3回目のワクチン接種。1、2回目はファイザーで、今回はモデルナなのだという。副反応や交差接種を懸念してモデルナの3回目接種が進んでいないことに対して「安心」を示す効果となるのか。昨日は「ピークアウトがゴールではない」というパンチラインを繰り出し、今日はアティチュードで攻める。

2022年2月8日(火) 市ヶ谷

朝のニュースは花粉症とオミクロン株が併発した場合のことが話題になっていた。両方にかかると、両方の症状が同時に出るらしい(デルタ株のときは、花粉症の症状が弱まっていたのだという)。オミクロンが無症状で、花粉症のくしゃみで飛沫が……というのが最悪のケース。いまや、どんな話題も、コロナと合わせ技になる。
午前は係会(注:東京アートポイント計画のスタッフ定例会)。企画、ドキュメント、契約、精算など3月までの締めを確認する。
夕方から「移動する中心|GAYA」のZoomミーティング。遠距離移動の見通しを話すなかで、大阪府が「医療非常事態宣言」を発出というニュースが流れる。医療や福祉分野との連携を探るなかで「当事者性をもたずに、その話題へのかかわりをつくる」というところ、つまりは「当事者性のグレーゾーン」をどうつくるかが接点として鍵になりそうだとわかってきた。
13日で期限を迎える13都県の「まん延防止等重点措置」について政府は延長で明日から協議に入る。方針が固まれば10日にも決定の予定。

2022年2月9日(水) 市ヶ谷

出社後すぐ、NPO法人アートフル・アクションの宮下美穂さんのプロジェクトインタビューの校正を戻す。間髪を入れず、急ぎZoomを立ち上げミーティング。昼過ぎに終わる。午後は『Artpoint Reports 2021→2022(仮)』の記事を、いくつか校正する。ほかにもWordとExcelをちょこちょこと手を動かす仕事が多いのが年度末。夜のZoomミーティングは参加メンバーが発熱と頭痛で急きょキャンセルになる。身近なところでも陽性の連絡が入ってくる。明日は大雪の予報。こっちも対応が必要になる。明日予定していたミーティングは、ふたつともオンラインに変更。変化への対応力が上がったとも言えるけど、ふと変えても支障はないくらいのペースで動いているからではないかと思ってしまう。変化に応じるための余白をもつことは大事だ。でも、やっぱり、どこかで全力を出せないという感覚がある。

13都県でまん延防止等措置は3月6日まで延長と首相が表明。東京都の感染者数を伝えるニュースの見出しの病床使用率は「重症者用」のものになっている(新型コロナ患者用病床使用率は57.2%)。

東京都で1万8287人の感染確認 前週同曜日を下回るのは去年12月17日以来 重症者59人 重症者用病床使用率22.4% 死亡11人

2022年2月10日(木) 自宅

朝起きたら雨が降っていた。まだ雪にはなっていない。午前はArtist Collective Fuchu(ACF)のZoomミーティング。今年度の事業を振り返り、これからの展開を議論する。東京アートポイント計画でも「年長」組の事業だけあって、プログラム数は年々増えてきた。ひとつでも何かを「やる」ことは、たくさんの「やれること」を見出す経験になる。それを実現するためには「やらねばならないこと」も増える。でも、資源は有限だから、全部はできない。議論は広がり、そのたびに「できないこと」の壁にぶつかっていく。それが悪いことなのではなく、いい状態だからこそ生まれている悩みなのだと捉え直す必要があるのだろう。やることを小さく絞って実現していくことで「できた」ことを積み上げる。「できない」という感覚を溜めていく ことはストレスになるし、悩みを一掃する魔法の杖なんてない。プログラムの位置付けを確認し、やることをきれいに分けすぎず適度に連動させつつ、具体的な動きに落としこんでいく。そんなもうひと作業が必要そう。
午後は東京アートポイント計画の公募テーマに関するnoteの記事を書きつつ、もろもろ連絡や書類の確認をこなす。夕方からは今年度取り組んできたアーカイブに関するヒアリングの相手先を検討する。今年度も、あとわずか。そこまで新しいところへ手を伸ばせない時期になってきた。

雨は夕方になって雪になった。粒は大きいけれど、積もるほどではない。山梨、東京、長野、静岡に大雪警報が発令された。夜中に降るのだろうか。
東京都の新規感染者数は18,891人。都のモニタリング会議では「都民の約80人に1人が療養中」という報告がなされる。ここ数日の身の回りの状況からも体感的には納得できる数字。前日より感染者が増えた都道府県が赤く塗られる日本地図を見ると、数箇所しか赤くなっていない。下り坂に入ったのだろうか?

(つづく)

画像:Governor Tom Wolf "Moderna COVID-19 vaccine",  cc-by-2.0.

佐藤李青(東京アートポイント計画)
アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー。東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Lab、Art Support Tohoku-Tokyo(-2020)を担当。共著に『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』(生きのびるブックス、2022年)。