見出し画像

バンドソーを買いました。

今まで使っていたDELTA(28-206JP)のバンドソーが不調続きで力不足も感じていたので、この際だから思い切って新調する事にしました。…といっても中古ですけど。

新品は高いですから。

人が入る入口からだと搬入しづらいので、壁を外しました。奥の窓際にちょっとだけ見えているのがDELTA

お付き合いのある機械屋さんに聞いたら、中古品でも現行モデルだそうです。
…って言うか、相当昔から全然モデルチェンジしてないらしい。
世間一般からは考えられないですよね。

木工機械(国産の)ってこういうのが多いです。完成されてるって言えばそうなのかもしれないけど(いや、そんなことないね)、細かな改良点は色々有ると思うんですけどね。

メーカも面倒だからやらないって感じです。そんなに売れる訳じゃないし、投資もし辛いのかも知れませんね。
(この機種、カタログ落ちの噂もあるみたい。まだ、残ってるけど。やっべー、買っといてよかった。)

取り合えず置いただけ。

それはともかくとして、今回購入したのは日立工機(現HIKOKI)のCB75Fという機種です。それなりに木工経験のある人に聞けば、「ああっ、あれね」って感じの定番モデルですね。

壁と窓を戻して設置完了

今まで使っていたDELTAとの最大の違いは75mmという幅広のブレードが付けられる事。また、このブレードはステライトという超硬チップの様な切れ味の良い刃先がロウ付けされている事です。使った感じ、確かに今までの12mm幅のブレードよりは抵抗なく切れる感じがします。ただ、大きく違うかって言われると、それほどではない。ひょっとして、新品のブレードではないので、切れ止んでるのかな。

あと、幅広なので、切削抵抗に対して蛇行し難い感じはします。12mm幅だと、材を押し込むと刃が右に左に逃げるんだよね。幅が狭い分、ブレードの腰が弱いから仕方ないんですけど。

ブレードの幅が広いです。ちょっと怖い。初めて見た時は製材機かと思った。
DELTAの12mmブレード。75mmと比べると糸みたい。

特に幅の広い板を挽割る場合は威力を発揮してくれるんじゃないかと思います。以前、DELTAで200mm幅の杉板を挽割ったら、板の内部で思いっきり蛇行したせいで摩擦熱が生じ、紫の煙(火が付くんじゃないかってくらい)が沢山出てきて往生しました。

その時は、30mm厚を8mm位で3枚に曳き割れたらと思ったんですが、とても無理でしたね。今度の機械なら行けるかもしれません。
期待してます。

それと、動作音が圧倒的に静かで振動も少ない。200Vのモータで余裕も有るんだと思いますが、DELTAの方は、空転時に定盤に置いた材料が振動でズレて落っこちます。CB75Fはそんな事はありませんね。

こういうところはやっぱり国産。DELTAはアメリカの会社だけど実質、中華製なので、出来はそれなりです。
値段もそれなりですけど。

バンドソーは基本的には大きな材(荒材)を挽割る加工に使っていました。今後、この仕事はCB75Fにやって貰おうと思います。DELTAは6mm位の幅の狭いブレードに付け替えて、糸鋸のような曲線切りに使って行こうと思います。

使用頻度は少なくなりますが、動かない訳じゃないし使わなければ勿体ないですから。でも、結構、あちこちボロボロでだましだまし使っている状態なので、長くは持たないかも知れません。

それが不安で、新しいのを入れたっていうのもあります。
荒材からの木取りでバンドソーは必須ですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?