額縁を作る
…のですが、そのものの話では無くて、クランプを工夫したっていう話。
A3、A4の額縁を計8個ほど頼まれました。
「はいよっ!」って感じで受けたのは良いんですが、加工そのものは良いんだけど、クランプが無い。
クランプっていうのは、材料に接着剤を塗って貼り付ける時に、部材を固定しつつ圧力を掛けて接着の強度を増すために使う道具です。
額縁の様な製品の場合、一方向に締め付ける普通のクランクでは均等に圧力を掛けられないので、ベルトクランプやフレームクランプで締め付けることが普通です。
…で、ベルトクランプは持ってはいるけど、2つしかない。
額縁屋じゃないしね。
2個ずつ組み立てていくと、乾燥1日と考えれば4日もかかるので、時間がもったいない。…かと言って新たにクランプを買うのも勿体ない。
今後、使うかも分からないし。
なんか代わりになる物ないかと考えていたら、荷造り用のPPバンドでクランプしていた記事(ブログだったと思う)を思い出しました。
PPバンドとPPバンド用ストッパーなら以前、荷作り用に買ったのが倉庫の隅っこにしまってあったのを思い出したので、発掘してきました。
新しく買っても合わせて1,000円位だと思います。
ベルトクランプは買えば安い物でも1本、2,500円はするのでかなりの節約。\(^^)/
PPバンドをどう使うのかというと、
あまり説明の必要は無いと思います。見ればわかりますよね。
四隅に当て木をしてあります。当て木をしないと、PPバンドは固いので額縁の角が潰れてしまうし、締め付ける時に引っかかって接着面がはがれてしまったりすると思います。
PPバンドに巻き癖が付いているので、締め付ける時にてこずるかと思いましたがそんな事も無く、思ったより使い易かったです。
接着を手早くするために、当て木をマスキングテープで仮止めしておくと、まごつく事が少ないと思います。
接着する時、部材がずれやすいのでマスキングテープで仮止めしてから締め付けると接着面がずれません。
…で8枚分の束。
PPバンド、意外と使えますね。板接ぎなんかも出来そうな気がしました。
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