新作(小引き出し・ペンケース)のご紹介
弊工房の定番的作品です。今までの物は引き出しが5段でしたが、今回は4段とし、一番下の引き出しを厚めにしてみました。
これまでは、様々な樹種を組み合わせて作って来たのですが、今回は前板、本体も全て栗を使ってみました。
前板は木目を強調するために板目です。
木材ってどの樹種でもそうなんですが、育った環境によって性質が全然違うんですよね。
ちなみに、この作品に用いた栗の木は北海道産(たぶん)です。
寒い地方で育ったので、密度が低く・軽く・柔らかいです。
その方が熱伝導率が低くて中の水分が凍結したり、その氷の圧力で幹が割れる現象(水割れ)などが起きにくいんでしょうね。
ほぼ、同じタイミングで「シンプルな栗の木の筆箱」も出品しました。
こちらは、地元(山梨産)の栗の木です。
硬さも表情も全然違います。
圧倒的に硬いですね。
「これ、本当に同じ木??」って思う位。
山梨は北海道に比べれば全然暖かいから。
木も環境に適応しながら一生懸命、生きてるんですね。
https://www.iichi.com/listing/item/2124891
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