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他人に「やってあげてる」感が滲み出ちゃう、お子様大人の共通点

とある女性利用者さんは、一時的に家のことを手伝ったり、他の利用者さんのサポートを少ししただけで、ものすごく得意げになり、「私が世話してやってる・〇〇さんには私がいないと」的な上から目線になってしまいます。

それに対して、とある男性利用者さんが、私に「何であんなに上から目線になっちゃうんですかね?あれじゃ対人関係うまくいかないわけだ」と漏らしました。ここまでなら私も同感なのですが、当の男性も、私から見ると「やってあげてる」感が滲み出ており、対人関係に問題ありの方なのです。

この男性も、他の利用者さん(時には職員まで)を気遣ったり、助けたりします。ただ、仕事能力は女性利用者さんとは桁違いに上です。職員をサポートできるぐらいなので、非常に助かっているのは事実です。

けれど、そういう気遣いは、その人の性格によるもので、勝手にやってるんです。職員から頼んでいるのは、利用者さんとして行う作業だけです。

ところが男性は、「僕、利用者ですよ!こんなに色々やってあげてるのに、何で僕に対してみんな扱いが雑なんですか?!」って自虐的に愚痴ってます。「それはあなたが勝手にやってる上に、自分を粗末に扱う自己肯定感低すぎ男だからでしょうが…」と私は心の中で思っています。

この二人に共通しているのは、過去の出来事に向き合えず、成長の糧にできない「拗らせさん」なところです。

確かに二人の過去は辛い出来事が多いと思います。けれど、それを理由にいつまでも行動しない、考え方を変えない、学ばないままだと、時間が経過すればするほど「拗らせ度」は増し、年齢を重ねると、どんどん自分を変えられる可能性が低くなります。

若いほど未熟な分、経験の吸収力があります。この時代に失敗経験・辛い出来事が重なると、性格にもよりますが、「人生とはこんなにもハードルが高いのか…」と思ってしまい、成長するための挑戦から逃げてしまうのかもしれません。(そして拗らせ街道へ…)

性別や障がいの種類の違い、能力差はあれど、変われない・成長しない根本的な原因は似てるのかもなと思いました。


終わり。




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