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導(しるべ)

キミは 永遠に 憧れたことはある?

いや、ないけど。でも、小さな時にふと、すごーく幸せだなぁって思ったことがあったんだけど、でもその瞬間に、その幸せに終わりがあることを感じてね。何故だか。そしたら、あぁこの幸せが無くなってしまったら、って感じて無性に、この世界には永遠が無いんだって。違う意味での諸行無常を感じたんだ。まだ幼稚園ぐらいの頃だったから、それがまた怖くてね。僕の行く先には、何が待ち受けているんだろう、という不安ばかりが膨れあがった記憶があるよ。

ふうん。まあ、無知だとそうだよね。あ、ごめん。無知っていうのは悪いことじゃないよ?未来があるって意味。誤解しないでね。

うん。

だって、永遠とか恐怖でしか無いけども。

え?

(笑)だって、よく考えてみなよ。まあ、日々日々変化の中で生きてると想像力には欠けるとは思うけども。そうだ、君が手放したものを見返してみたらいい。例えば、元旦那なんかどうかな。君は、ヤツとの生活が繰り返されていくことが怖くなって手放したんじゃないの?多少の居心地良さは残っていたとしても、それが永遠に続いて、それでこの世界を終えてしまうことが、恐怖だったんじゃないの?

たしかにね。

永遠という言葉ほど、自由からかけ離れた言葉はないんじゃないかな。なのに、この諸行無常の世界で、永遠を君達は望んでいる。目の前にある、諸行無常という幸せを噛み締めることから、背こうとする。何故なんだろうって、僕はいつも思うんだ。常に変化があるということは、どんな状況になったとしても、変わっていける。成長できるという証なんだから。無知だからとはいえ、アホすぎてため息がでちゃうね。

ハイ。。。。。。

で、何?今は永遠なんか興味ない?

ウン。まあ。どんな幸せだろうが永遠に続くことは恐怖だよね。と、今は思うよ。なんとなくだけど。

うんうん。もうさ、ホントいいかげん気付けよって感じなんだよね。君のカラダも心も精神性も、絶えず変化してる。それが進化か退化は知らないし興味もないけど、変化を望んで、今この世界に存在しているように体感しているんだよね。いわば地球という名前の体験型ミュージアムみたいなもののなかにいるような感じ。アバターみたいなもん。だから本当の君の本質は変わらない。変わっているけど、変わらないんだよ。

うん。なんとなく、そんな気がしてた。だけどそのこと自体の本質がね。まだ、薄いんだ。僕。

まあね。そりゃそうだ。だって絶えず変化している存在で、理解できる観念じゃないんだから。変化している世界で、それを落とし込むのは無理なんだよ。わかる?無理なの。だけど完璧を望むんだよね、アホだよね。本当に。自分が何なのかを知ろうとするのはさ、犬が自分のしっぽを探してグルグル回ってるようなものなんだよ?滑稽だよ。それより目の前に広がる変化を、広がっては消えていく世界を、何故愛しまない?感じない??そこから学ぼうとしない?どれだけ君は傲慢なの??自分はそんなこと分かってる、知ってるって、どれだけアホなんだか。

うん。そうだよね。

そうだよ。君は、そんなんだから今日僕のとこに来たんでしょ?

かもしれない。

君が、なんとなく気付き始めたことが、ゆらゆら揺らぐ。あぁ何で?また揺らぐ。本質じゃないの?   って、アホな質問を僕にするために。

うん。

あーあ、残念。また振り出しにもどる、だね。こりゃ。はぁーーー。ま、それが楽しいんだってこと、わかる?わかるん????

んー。。。。。

わかんないか(笑)君の事をお父さんが捨てたことだって、面白いじゃん。楽しいことすんじゃん、オヤジ!最高やん。って、言えないうちは君は傲慢と傲りの中だね。ハイ、また振り出し!(笑)

えぇー??(笑)いや、あの、なんとなくなんですけどね。なんとなく僕は、愛するために今ここにいるような気がするんです。うまく言葉にできないんですけど、こう、犠牲とかじゃなくて。

へー。

というか、愛される事を知る唯一の方法なのかもって。愛されたくて愛そうとしてるうちは絶対に見えないし見つからない。だけど、ただただ愛する。すると、いつのまにかそれが自分に返ってくるから、あぁ、自分はこの世界の一部でありこの世界そのものなんだ、と気付くことができる。ほんの一瞬の出来事で、瞬間、瞬間にそれを感じて生きることもできるし、そうじゃなく生きることも。僕は無知で、傲慢だよ。だから、また振り出しにもどるんだ(笑)

ふーん、、、、、、、(笑)

もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)