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#ネタバレ 映画「チーム・バチスタの栄光」

「チーム・バチスタの栄光」
2008年作品
心の繋がらないチームは破綻する
2008/2/16 17:57 by 未登録ユーザ さくらんぼ (修正あり)

( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

「 となりの席の人と仲が良ければ、仕事は自然に上手く回るもんだ  」。

私が就職したてのころに先輩から言われた言葉です。

宴会や社員旅行だけでなく、ちょとした雑談も、実は仕事を成し遂げるためには大切なパワーになるのです。

朝、熱いお茶でもすすりながら、3分でも良いから雑談をして仕事に入るのが理想で、いきなり無言で仕事に入るのは「ゼンギナシデ、イキナリ、ソウニュウスル」ようなもんだと、どこかで読んだ事が有ります。

手術室のチーム・バチスタは心の繋がりが希薄でした。そこに問題があったのです。そして、さらに問題なのは患者がチームの一員ではなかったことです。

別の映画で「ビジネスの掟は、ビジネスには私情をはさまぬ事だ」と書きました。医者もいちいち深く患者に感情移入していては身が持たないのですが、患者をチームの一員とみなしていく事がある程度必要なのでしょう。

女医の田口が心療内科の患者から慰められたり、歌を聴かされたりするシーンが出てきましたが、あれが、この映画のキーポイントだと思いました。医者と患者の最良の人間関係です。

追記  ( 「Dr.コトー診療所」 )
2008/7/21 7:56 by 未登録ユーザさくらんぼ

知人の薦めで「Dr.コトー診療所」のDVDを観ました。

観ているうちに思いました。コトーの世界はちょうど「チーム・バチスタの栄光」の対極に在るのではないのかと。

コトーの世界では医師、看護師、患者、患者の家族、友人がひとつになって患者の治療を目指しています。医師や看護師は、患者や患者の家族、その友人たちを、まるで自分の友人のように扱います。そして心を扱うカウンセラーの様に心の中まで交流をしながら治療を行います。患者を一個の物体として見ている様なことは決してありませんでした。

二つのドラマは、二つとも観る事で、より理解が深まるのではないのかと思いました。

追記Ⅱ 2022.9.16 ( お借りした画像は )

キーワード「同僚」でご縁がありました。このような時間があると幸せですね。無加工です。ありがとうございました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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