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イラっとしてしまう気持ちに蓋をする? 吐き出す?

早朝のウォーキングで、亀に遭遇しました。
車道に差し掛かっていた亀を助けたので、近々池の女神に呼ばれるかもしれません。

こんにちは。ほしやです。

最近、アンガーマネジメントなんて言葉をあちこちで聞きますね。
今日は、イラッとしてしまうことが多い仕事とも言える、介護のどストライクの本のご紹介です。


介護の毒はコドク(孤独)です
少し前に購入していた本です。

介護施設の職員による虐待

この本は、介護施設に働く介護者の虐待について書かれています。

時々、介護者による虐待がニュースに上がりますね。

私たちは8時間労働です。
夜勤は長い労働時間。
それでも、朝になれば解放されます。

そう。家族ではなく、仕事だから。

だからこそ
そんなに嫌なら辞めればいいのに…
退職なり転職なり、逃げ道はあるはず。 

大切な両親を預けて、虐待されるなんて
その危険が自分にあると思うなら
辞めちまえーっ(心の声大きめ…失礼)

ニュースを見るたび、正直そう感じていました。


でも、介護する側も人間です。
負の感情がゼロなんてことはあり得ない。

この本を読んで、あるはずの負の感情にそっと蓋をしていた自分にも気付けました。


私の周りでも、酷い虐待まではいかなくても、言葉での軽い制圧を感じることはしばしば見られます。

虐待なんてしたくない


優しくしたい。寄り添いたい。
ほとんどの職員がそう思って入社します。

ところが、時間と人の不足という現実に
直ぐにぶち当たることになるのです。

この時間までに終わらさないと。
フラフラしてて危ないから注意しないと。

危ないですよ。そこに座っていてくださいね。
…何度言っても通じない。

自分の仕事が全然進まない。
先輩に怒られる。転んだら自分の責任だ…。
こんなに気を付けているのに。
夜勤の自分一人でどうしろっていうの?
あぁまた立ち上がろうとしている
転んじゃうのに!
勘弁してよ!!


心配から始まったはずのその感情は、
いつの間にかイライラとなり、
ポロリポロリとこぼれ出てしまうことがある。
言葉の節々、そして態度にも。


でも、介護って
それが仕事でしょう?

責任感のある人ほど、そう思います。
言ってはいけない気持ちとして
蓋をしている人も多いと思います。 

私自身、何か思うことがあっても
誰かに相談することは、少ないかもしれません。
とらえかたは職員もそれぞれなので、逆にモヤモヤしてしまうといった経験が少なからずあります。


ストレスが多い仕事であるが上に
介護者誰もが持っている感情がある。
それが孤独であると、
この本には書いてありました。


愚痴を言うということ

一方、
自分たちは悪くない。
あの人、ムカつくよね。 
何やってもムダ。
性格が悪いんだよ。

バックヤード、或いは利用者さんのすぐ側でさえ
そんな会話を聞いたことがあります。
愚痴も吐き出さないとやってられないよねと言いながら。

実は私は、愚痴を言うのは全面禁止にしたらいいのにと思う派でした。
もっと言えば、好きではないんです。

愚痴を言ってすっきりする?
モヤモヤがなくなる?
愚痴をいったから、また元気に働ける。

本当にそうでしょうか?

あの人はあぁだから仕方ない。
という自己防衛感は作られる。けど。

毎日他の職員と愚痴を言いながら
ただひたすら耐えるだけ。
それって、何になるんだろう?

そこにある現実は何も変わらない。
今日も明日も明後日も…

愚痴を言って、利用者さんの何が救えるの?

でもこの本には
愚痴を共有することは必要だ
と書いてあります。

大切なのは、愚痴を言うことの目的。
なるほど。
目からウロコでした。

思えば
耐えられる人=良い介護者
って変ですよね。


続く

この本の紹介の続きは
また。。

では、今日も笑顔の一日を送れますように。


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