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田舎起業の掟 その2

前回に引き続き、パート2です。

読まれていない方は、前回の記事からお読みいただけると流れがわかりやすいかと思います。

前回を初級編とするならば今回は中級編。

よりビジネス思考を加速させます。

小さなマーケットで生き残るためには?

近所の方はすぐには来ない!

オープンして、すぐに来てくれるかな?と考えていた近所の方。実際に来てくれたのは、1〜2年後でした。逆に少し離れたところから来てくれる方が多かったです。

お客様で昔、公文の教室を運営されていた方が近くに住んでいて、教えていただいたのが「近くの方は様子を見てからくる」という事。

まさにその通りで、田舎の特に年配の方は警戒心が強く、ある程度人が通っているという実績を作っていかないと来てはくれません。

1度来て気に入っていただければ、そこからは通ってくれますが「近くだから来てくれるだろう」という甘い考えは捨てておいた方がいいかもしれません。

店を大通りには出さない!

職種によっても違いますが、美容室、飲食店などは、人通りの多いところの方が目立ってお客様が来てくれるであろうという考えは、田舎では逆効果に働くこともあります。

なぜなら、たまたまお店にお客様がいない時、丸見えになってしまう事で「暇なお店=人気がない」という印象を与えてしまうからです。そして田舎特有の噂好きがマイナスに働き「あそこのお店はいつもお客様がいない」というおヒレがつき広がってしまうと、悪循環になってしまいます。実際、そんなに暇ではないはずなのに、そう言われてしまっているお店を聞く事があります。

そしてさらに、田舎では顔見知りが多いことも理由の1つです。狭い地域ですので、どこかに知り合いがいて、乗っている車を覚えていたりするので、すぐどこにいたのかバレてしまいます。それを嫌がる人は少し裏の方のお店に入ったりします。

住んでいる市内の人気店は少し奥まったところにあるお店が多いのではないでしょうか?

そこにはそんな理由も関係しているのではないかと考えています。

情報発信をしっかりやろう!

先に述べた顔見知りが多い、繋がりの広さは田舎特有の強みでもあります。チラシを配っても、埋もれてしまうことは目に見えていて、経費がかかるだけなので、SNS、ホームページなど、気になった時にすぐ検索に引っかかる様に準備しておくことが大切です。

そこで得た情報は、リアルなネットワーク(口コミ)を通じ、お店の存在を広げてくれる武器となります。

その際も情報発信の方法を1つではなく、年代毎に情報収集する媒体が違うので、そこに合わせて何個か発信場所を持っておくといいと思います。

都会と同じ戦略では、お客様を獲得するのは難しいです。仮説を繰り返し、わからない際にはいらないプライドを捨てて、他業種でも構わないので、先駆者に聞きながら田舎の荒波を乗り越えていきましょう。

田舎起業の掟 その3に続く





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