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菜の花や夢遊病者の無くて七癖

昨日は部屋に居るのも暑かったので外に出た。昼頃に図書館。

二冊返却、二冊借入。新刊本コーナーに韓国文学のキム・ヨンス『七年の最後』が気になって借りる。韓国文学と書いてしまったが書かれているものがたりは北朝鮮の白石という詩人の物語。詩人として発表する場を失い沈黙させられた詩人の物語。

あと俳句雑誌を借りて、すぐにネットカフェに行って読書とラジオの聴き逃しを聴いていた。読書は『窯変 源氏物語』を「明石」途中まで。須磨での嵐のシーンの描写は現代小説風で劇的に描かれている。ピンク・フロイド『吹けよ風、呼べよ嵐』をBGMにしたいような。

これはシェイクスピア『嵐』からだったよな。まさにそんな魑魅魍魎のマジックリアリズム世界だった。光源氏に会わなければ明石の君は龍王の嫁になってしまえと思う明石の入道。光源氏は彼の前に神のごとく現れたのだ。暗黒の神か?光源氏のアブドーラ・ザ・ブッチャー化と思ってみるのも面白いかも。ブッチャーの呼び名は、黒い魔神だったよな。魔神はジニーか?「アラビアン・ナイト」の世界。

『歴史の屑拾い』藤原 辰史を読み終える。そうだ、ボードレール『悪の華』も借りたのだった。象徴詩の研究。

夕方から映画を見ようと思ったのだが日曜日には間に特別上映が挟まって二時間後だと気がついて、家に帰ることにした。家で映画を見ようと、自宅映画館。

シン・俳句レッスンをやって寝た。今日の一句。

菜の花や夢遊病者の無くて七癖  宿仮

意味不明。自動筆記みたいなシュールな句。

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