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田水張るずぶずぶの沼に苗はなし

沼にハマる。実際は田植え前の水入れ時なんだが。俳句では「田水張る」というのだった。沼にハマりやすいのは稲作文化だからかと考えてみる。昨日ユーチューブにどハマりしてしまった。また女子プロ(プロレス)にハマったしまったのだが、もう女子プロの現代史に詳しくなってしまった。全女イズムの「ぶるちゃんねる」(ブル中野)から始まって、昨日はアイドルレスラーの「ゆずぽん」(愛川ゆず季)の動画で人間国宝と言われる高橋奈七永のデビュー戦。次の動画でもあるように。「スターダム」というプロレス団体を作った元になった人。

ブル中野はそれまでのヒールだった人が正統派プロレスもやりたいと言ってダンプ松本の「極悪同盟」と袂を分かった人で、それでも壮絶な金網デスマッチとかチェーンデスマッチというショー化されたプロレスを真剣にやっていて、アメリカに渡って本場のショーマン・プロレスの中での花開いて殿堂入りを果たしていた。そのブームが今のアメプロブームがあると思うのだが、ゆずぽんは違うショーマン(ショーウーマンと書くべきか)・プロレスの礎を日本で築いた人という位置づけか?

もともと沼にハマりやすい性格なのか、昨日もクラシックにハマったギドン・クレーメルの「シャコンヌ」の動画を探していて余計な女子プロ動画を見続けてしまったのだが、YouTubeの沼は、おたく沼でもあるわけで、それはSNS沼とも関連性があるなと後から考えたわけである。本当はそういう駄目な自分に落ち込むのだが、生きている限りそれを肯定しなければならないわけだった。

そんなわけでNHK短歌が「がんばって」の短歌でなんかそういうことだったのだ。今日の一首。

田水張る
崖っぷちアイドルの
フルボッコ
YouTubeを見て
吾(あ)、沼にハマり

吾は感嘆な「あっ」という声で気付いたときにはすでに足を踏み入れていた驚き。それで昨日は「シン・短歌レッスン」が出来なかったんだ。二週NHK短歌が入ってしまったので、そろそろ上げなければと思っているのだが、ずぶずぶの沼だった。今日の一句。

田水張る
ずぶずぶの沼に
苗はなし

この後に「シン・短歌レッスン」と「シン・現代詩レッスン」をやって、今日は外に出る。昨日も引き籠もりだったから。朝起きてこむら返りに見舞われていたのだ。プロレス沼にハマる天からのスピニング・トーホールドだった。

読書は白洲正子『西行』を少し読んだ。西行の短歌を採集したいのだがまだ出来ていなかった。そろそろ返却時期なんだ。あと『魔の山』が全然進まないな。このあと100分の録画見て読書しよう。

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