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コンゴのゴリラも絶滅の危機!ディカプリオのドキュメンタリー

『ヴィルンガ』(イギリス・コンゴ/2014)監督オーランド・フォン・アインジーデル 出演アンドレ・バウマ、メラニー・グービー

あらすじ
このドキュメンタリーは、世界最後のマウンテンゴリラの生息地であるコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園を戦争、密猟、石油探査の脅威から守るために戦う4人のキャラクターの物語です。ゴリラの世話人アンドレ・バウマ、中央部門の監視員ロドリク・ムガルカ・カテンボ、主任監視員のエマニュエル・ド・メロード、フランスの調査ジャーナリストのメラニー・グービーに続いて、この映画はヴィルンガの自然の美しさと生物多様性、そして石油を取り巻く複雑な政治的および経済的問題に焦点を当てていますこの地域での探検と武力紛争。

コンゴのヴィルンガ国定公園をめぐる英国の石油会社SOCOと反乱軍M23と自然保護施設の間にある様々な問題が野生動物たちの棲む自然を奪おうとしているドキュメンタリー。先に見た『アイヴォリー・ゲーム』と似ている(両映画ともディカプリオ総指揮)のだが、こちらは絶滅寸前のマウンテン・ゴリラだった。

国定公園の湖付近から石油が出るというのでSOCO買収工作を企てる。政府官僚はもとより、反乱軍の将軍まで買収して、その結果内乱。国定公園のレンジャーは武器を持って公園を守る。主任監視員のエマニュエル・ド・メロードさんは邪魔だというので暗殺の情報も出る(実際にその後襲われたが命は助かる)。

どこの企業も儲けるためならなんでもやるというので、反乱軍の将軍に賄賂を渡し、その金で武器供与を受けているようで、国定公園地域が内乱となる。そこにいた6万の難民は散り散り逃げていく。その内乱の凄まじさをカメラが捉える。国定公園のスタッフは武器で応戦する。幸いにも乱戦にはならなかった。

しかし、雄ゴリラが死んでしまう(ストレスかな)。施設にいるゴリラは、飼育員に身を寄せるように震えているのだが、外では砲弾の音。フランス人ジャーナリストの命がけ取材。それで悪どい企業買収の内幕がわかるのだが、その為に内戦が起きて、自然が破壊される。コンゴというアフリカの地域ではヨーロッパのニュースにならないとフランス人ジャーナリストが嘆く。

ディカプリオいい仕事しているよ。『アイヴォリー・ゲーム』と続けて撮ったのか。


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