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梅雨晴間サンダル履いて豆の花

一昨日駅までのスーパーに買い物へ、サンダル履きで行ったら靴擦れて、今日になって痛痒くて溜まらない。今日の一句。

梅雨晴間サンダル履いて豆の花 宿仮

昨日は見事に雨が降っていたのだが、傘さして出かけた。午前中に映画を予約していたので、朝のラッシュ時に汗ばんだ人肌の不快電車に乗って。どうして、そうまでして働かなければならないのか(遊んでいるのだが、ほとんどの人がこれから仕事に向かう)?座れずに立っているのが辛い年頃だった。

映画は初日で『大いなる不在』。批評的な意見を書いたが面白かった。なんか泣きそうになったのは、うちの両親と同じなんだと思ってしまったから。父は早くに亡くなったのがせめての救いだったか?母の中に理想の夫婦像の妄想で生きていたような感じがした晩年だった。父を憎んで母を憎んで。

図書館で『中上健次短編集』を借りる。ほとんど文学とジャズに取り憑かれたのは中上健次だったが。ただ素直じゃないからマイルスは好きにならなかったけど。批評って他流試合なんだとこの頃思う。内輪で褒め合っていても批評にはならない。日本の批評は内輪の世界だが。

図書館で眠くなりながら『愚か者の船』を観た。まあまあ面白かった。家に帰ってから映画の感想だけで三本。もう一本はFilmarksに感想アップ。

白浜を
ビーチサンダルを
追いかけて
「サマータイム」の
靴擦れた夏

NHK短歌の「白」の課題を思い浮かべた。甘すぎるな。「ミスター・サマータイム」から出来た短歌だった。中上ぐらいにしたいんだよな。

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