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2024年6月映画ベスト

今月の画像はブルグ13さん。ここに出ている映画は見ていないのだが。

今月は全体的にいい映画が多かったと思ったが『人間の境界』は予告編で何回も見ているから今月だと思ったのだが先月だったんだ。今年のベストはこれかと思う。

ベスト映画


ヤン・シュヴァンクマイエルの『ファウスト』


ストップモーション・アニメの人形劇だが、『ファウスト』に沿った映画作りで、ヤン・シュヴァンクマイエルの錬金術がストップモーション・アニメの人形劇なんだと思った。芸術家は悪魔に魂を売ることもある?


『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』

これも悪魔主義と聖性の葛藤の映画かな。ドイツで賛否両論の芸術家アンゼルム・キーファーのカタログ的映画。映画の枠内に芸術が収まるということはないのだが、ヴィム・ヴェンダース監督の贅沢なガイドブック的なドキュメンタリーか?


『システム・クラッシャー』

日本だと絶望系映画として、『あんのこと』とかに似ているかもしれない。ただドイツ映画ではきっちり問題提起がされているのだ。


『あんのこと』

日本のこういう映画は可哀想だけで終わってしまいがちな感じがした。何が可哀想なのか見極める必要がある。


『バティモン5 望まれざる者』

こういうエンタメ映画を大阪あたりで作れないか?


『ありふれた教室』

これもドイツ映画だった。ドイツ映画の問題提起型映画は好きなのかもしれない。


『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』

ニナ・メンケス監督特集。インディーズ系の女性監督だが、これは映画(映像)の教科書的作品(フェミニズムだが)。


『落穂拾い』

女性監督で忘れてはならないのは、アニエス・ヴェルダだった。『落穂拾い』は映画サイトで観たのだが良かった。


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