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狐狩り通勤電車に罠がある

伐採される前に写真を撮っておこうと思うのだが、枯木のままだった。もう芽が出てもいいと思うのだが、その前に伐採されてしまうかもしれない。18日とか掲示してあったような。

アパートの更新で妹に保証人を頼まねばならない。なんか面倒かなと思うのだが仕方がない。妹と性格が正反対だからな。妹は駄目な兄を見て反面教師としたのだろうか?バリバリの保守思想だし会社経営者だしただのオバサンではなかった。下手に出ればいいのだが。

息苦しいんで昨日はリトル・リチャーズの映画を観てきた。ロックンロールの元祖。あまり聴く機会はなかった。ちょっと派手すぎかと思っていた。ただ彼は黒人でクィア(同性愛者)だったので、スターになって自身の存在を世間にアピールしなければならなかった。そんなところからロックンロールが生まれ、彼のパフォーマンスに惹かれたスターたちは多いのだけど、彼よりも売れてしまったのは白人だったから。文化の搾取とか。そのへんはそういう資本主義のシステムだと思うから、その中であがいても仕方がないと思うのだが、彼の功績は後世に認められた。

図書館に二冊返却してまた二冊借入。一冊は予約本だけど、藤原辰史『歴史の屑拾い』は面白そうだった。歴史学者の人文的なエッセイか?最初に屑拾いを観察してボードレールがパリの詩を書いたとかベンヤミンがそういう断片を集めたとか。興味深い導入部。

久しぶりに本を買ったのは電子書籍でBOOK☆WALKERさんがポイントをプレゼントしてくれたからだった。新書は一日で読めてしまうな。面白かったのだが、主張が曖昧だったな。映画を褒めているか、批評しているのかよくわからない。娯楽映画としては褒めているのか?その裏側に歴史があるということなのか?

映画は絶賛な嵐なわけだし、宝塚での舞台化といい、興行収入があるのでミニシアターも潤うわけだから、あまり水をさすことは言えないということなのか?まあ、エンタメ映画に目くじら立ててもということで、映画が儲かるなら『オッペンハイマー』だって受け入れるということなんだろう。

久しぶりに帰宅するときラッシュの時間帯で、降りようとしたときにリュックの肩ベルトが罠のようになって転びそうになった。最初は何が起きたのかわからなかったが、リュックの持ち主がしきりに謝っていたので、重いリュックを床に置いたベルトに引っかかたということだった。何が起きるかわからんな。

狐狩り通勤電車に罠がある  宿仮

象徴的に意味深でいいのではないか?狐狩りは季語っぽいし。聖と俗の取り合わせだった。

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