昼顔や絡みつく金網デスマッチ
暑すぎて体調がいまいち。もう朝から暑かったのでネットカフェ行ってシャワーを浴びまくるのだが、今度は寒すぎて困ってしまった。上着のパーカーは用意してあるのだが、こういう温度調整能力がなくなってくるのか?年寄りが冷房を嫌うのは、そういうことなのかもしれない。
読書も午前中は良かったが、午後からはさっぱりだった。聴き逃しでラジオを聴いて一日を過ごす。シューベルトのヴァイオリン・ソナタが好きだったんだ。なかなか出会わないけど。
夕方17時過ぎてもまだ30℃はあったようで、部屋も蒸し部屋状態。シャワーだけではどうにもならずに寝ていても汗が止まらない。自宅映画館『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』神代辰巳監督なのだがプロデュースとか原案は主演の原田美枝子で原田美枝子の映画と言ってもいいかもしれない。当時の原田美枝子の不良娘的な小悪魔性が魅力だった。こういう女優今はなかなかいない。昔は桃井かおりとか秋吉久美子とかそんな系譜だったのか。
やっぱ最近ノスタルジック・センチメンタルになっていると思われるのは吉本隆明『フランシス子へ』のようなエッセイに感じてしまうところか?
リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫 上』はなかなか読み進められなかった。舞踏会へ行くような姿をした三人の農夫の写真から、彼らの未来を読み取る小説。理知的な小説でサイード『パレスチナとは何か』のような写真家の意図とは別に解釈していく歴史というような小説か?ポスト・モダン的な構造主義的な試み。
川本皓嗣『アメリカの詩を読む』ホイットマンは長編詩になるな。エミリー・ディケンズ(エミリー・ディキンソンだった)に惹かれたのは何故だろうか?と思ったら映画の影響だった。たまたまいいねをしてくれる人がいて思い出した。
この映画がエミリー・ディキンソンをリスペクトした映画かもしれない。
今日の一句は「昼顔」だ。「昼顔」でリスペクトしなければならない俳人。
「かよひ」のあとの「ゐ」の動詞がひるがほの頑固さを出している。立派な昼顔の句だよな。
野毛のライオンは短歌だな。
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