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絶滅の遠吠え届け狼月

今年も始動させなければと「自分のための短歌レッスン」を始めた。「短歌レッスン」の続きだけど、自分の創作のためのメモがわりに。日々の生活に追われて、やることを忘れてしまうというのがあるから。note関連だと「原作大賞」まだ全然書いてないのに、やる気でいる。12日までなんだ。予定では「うたの日」で薔薇を取って終わるはずだったが、思うようにならなかったのでフィクションを考えねばならない。短歌レッスンを下敷きにしてとか考えているのだった。あらすじを今日中に仕上げ、1日1話づつ書けば間に合う。ほとんど無謀だな。

 昨日は図書館に予約本取りに行って、一冊返却。三冊借りた。上野 千鶴子,鈴木 涼美『往復書簡 限界から始まる』。正月のフェミニズム特番から。鈴木涼美は『ギフテット』で芥川賞候補になった作家。それも読んでないのだが、元AV女優ということで騒がれていたが、小説を書く前に評論とかも書いていたのだ。この対談は鈴木涼美が自己表現ということに向き合ったきっかけになったのではなかろうか?最初から上野千鶴子の手紙が厳しい。親子対話みたいな感じだけど社会学(フェミニズム)用語がバンバン出てくる。先生と生徒という感じか?
 ラジオで韓国文学特集を聞いて、パク・ミンギュ『ピンポン』初読み作家。韓国文学はハン・ガンが好きで、わりと読んでいるのだが、まだまだ知らない作家がいる。パク・ミンギュはK文学というポップな潮流を韓国で起こした作家で、なんとなく高橋源一郎という感じがする(弱小球団の野球小説があった)。

【聴き逃し】カルチャーラジオ 文学の世界“弱さ”から読みとく韓国現代文学 1月5日(木)午後8:30放送 https://www2.nhk.or.jp/radio/pg/sharer.cgi?p=1929_01_3833261

#radiru

『中城ふみ子歌集』短歌研究もあるのだが、映画『乳房よ永遠なれ』の予習も兼ねて。乳癌になって乳房を切除した歌人なのだが、その乳房は子供育てるためにあるのではなく、男と愛するためにある、というような歌を作った歌人。まあスキャンダラスになって今はそれほど人気もないのだが、70年代は寺山修司と並んでデビューした歌人でもあった(そういうデビューの仕方もあったのだが)。ただデビューした時点で乳癌で余命いくばくかしかなく、一時的にベストセラーになっただけの事件でしかなかった。そんな経緯で映画も作られたのだが、この映画では甘くなっている。まあ、彼女には子供がいるのでスキャンダル歌人としては出しにくいのもあったのかもしれない。監督が田中絹代で今はそっちの方が強調されている。後で映画の感想書きます。

映画。『乳房よ永遠なれ』を観た。

今日の一句だった。昨日作ったのだが。後で浮かんだら変えるけど。

絶滅の遠吠え届け狼月

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