詩の研究3
研究というのは便利な言葉だった。昨日に引き続き詩の本を読んでいた。水内喜久雄(編)『おぼえておきたい日本の名詩100』。なかなか書けない(引用詩が多かった)感想も書いた。
ただテリー・イーグルトン『文学とは何か』によると韻文(詩)の美学というと、個人主義によって宗教的繋がりが無くなってしまったのでそれを詩に求めるという運動が、保守的になっていくと話で、なるほどと思った。象徴とか架空世界とかやっぱ危ない奴の世界だよな。
そういうのを意識しておくのは大切だと思う。それによって散文文化が広がっていくのだ。それは難解な詩よりも誰もが何かを発言出来るポスト・モダンということなのだ。
美学的な古典主義は超モダンというような。エリオットとか難しすぎて読めない。
小林真大『「感想文」から「文学批評」へ』。これはかなり文芸批評について、整理された本で、2.ニュークリティシズム(メッセージ「作品」重視)批判がテリー・イーグルトン『文学とは何か』の一章だったと気づいた。詩というロマン主義批判。
4.構造主義(コード重視)は、難しい。これは高校生に理解するのは大変だろう。大学生でも。あまり理解出来なかったが、構造があるということを知るだけでも収穫。
相撲を見て、俳句を詠む練習。
翔猿や嬉しい四股名技能賞 宿仮
玉鷲やけんちん汁は豚汁か 宿仮
高安や今日は悲劇のヒーローか 宿仮
高安やまわし叩いて敵叩く(横綱に勝った日) 宿仮
相撲俳句というより四股名俳句だった。玉鷲と高安の優勝決定戦でけんちん汁を作っていたけど最後に味噌を加えたので豚汁になったという俳句だ。自句解説。
文芸批評俳句。季題「紫苑」。紫苑という花は画像を見て理解した。名前はすごく高貴そうなのに普通の菊だった。
紫苑って名前負けやおまえモナー 宿仮
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