幻想怪談小説『怪談喫茶ニライカナイ』発売中！

『WEB文蔵』さんで連載させて頂いていた『怪談喫茶ニライカナイ』が文庫本となって発売されました！
装画担当である秋赤音先生の、幻想的かつ妖しいカバーイラストが目印です。帯で隠れている部分も素敵なので、ご購入後は是非、めくってみて下さいね！

一部の三省堂書店さんでは、蒼月のメッセージ付きイラストカードが特典として付きます。数に限りが御座いますので、お早めに！
また、PHP文藝さんのTwitterでは、発売記念キャンペーン実施中です。奮ってご応募下さいませ！

タイトルで喫茶となっておりますが、いわゆるお店モノというより、怪しい伝承がある街の謎を巡る怪異譚となります。
当初はもっとお店モノに寄せるつもりだったのですが、主人公の雨宮達が蜃気楼の町《綿津岬》に翻弄されるパートを書くのがあまりにも楽しくて、このような仕様になりました。ラヴクラフト氏の作品が好きなので、若干の影響は受けているかもしれません。
ただ、書いているのは蒼月ですし、理不尽な結末はないのでご安心を！
また、今までの蒼月作品中で一番怖いと思っていただけたのなら、蒼月の筆力も多少は成長したのかもしれません（ホラー文庫初のほっこり小説と言われた『幽落町おばけ駄菓子屋』は、一応ホラーを書いたつもりだったんですよ！！）。

文庫化に当たって大幅改稿を致しましたので、web連載をご覧の方も新しい発見が沢山あると思います。
設定が変更されたところもありますし、深く掘り下げたところもありますので、新しい物語として楽しんで頂けますと幸いです。

個人的には、こういう感じのちょっとほの暗い幻想小説は好きなので、今後も、何らかの形では発表していきたいですね。