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高校入試に自著『水晶庭園の少年たち』が採用されていた。

令和2年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力試験・追検査の「国語」の問題に、『水晶庭園の少年たち 翡翠の海』が採用されていたそうです。
まさか、埼玉県の高校入試(の追試)に自著が選ばれるとは。
埼玉県と言えば、秩父鉱山も長瀞もあって、地学好きにとって聖地のひとつなので、有り難いことこの上ないです。

ちゃんとした行政機関に使用して貰えると、ちゃんとブンガクが出来ていて、真っ当な文章を書けているんだなという実感が湧きますね……!

水晶庭園シリーズは、中学生の男の子が、愛犬と祖父を亡くしたことをきっかけに、石精に導かれながら鉱物の魅力にはまり込んでいくお話です。
web集英社文庫で連載をしており、こちも(昭時大紀)先生による挿絵が毎話つくという豪華な仕様となっております。
また、文庫の巻末には解説もついており、鉱物界で有名な方々や学芸員さんが担当して下さっているという、鉱物好きには二度おいしいのです!

また、シリーズ4巻である『水晶庭園の少年たち 喪に服す電気石』は河北新報さんの<東北の本棚>のコーナーでも取り上げて頂けて、「生まれ故郷の新聞社さんにも水晶庭園が認知されている!!!」と感動致しました(蒼月は仙台生まれ)。

国内最大級の鉱物のイベントである「東京国際ミネラルフェア」でサイン会をさせて頂いた時に分かったのですが、水晶庭園シリーズは、まさに主人公の樹君のような男の子たちも手に取って下さっているんですよね。
水晶庭園だけ読んでいるという方も一定数いらっしゃるようですし、蒼月作品の中では異例の立ち位置なのかもしれません。

蒼月は元々、博物学が幼い頃からの趣味でして、流行りのものよりも、「自然やばい!!!地球やばい!!!」の方に食いつく傾向にありました。
今も、鉱物や恐竜を中心に興味の赴くままに食いついているので、博物モノのネタには事欠かないかもしれません(現に、水晶庭園の他、地底アパートや深海カフェ、アケローンが博物モノですし)。
水晶庭園を通じて、「鉱物やばい!!!」を拡げられているのだとしたら、今後も、博物モノは書いていきたいなと思う次第でした。

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