韓国さんは日本の先を走り抜けていくー出生率にしても医学部定員にしても、医師待遇変更にしても

韓国は日本をさらに極端にした国である。理気二元論やら小中華思想やら爆発していてかつ、迎恩門と独立門の意味も忘れるくらいに歴史を知らない民族なので過去から学ばない。

その勢いで未来だけ見ていくので素晴らしい。

こんな流れである

政府は2025学年度の入試から5年間にわたり、医学部の定員を2千人増やすと発表した。保健医療の専門家たちは期待と懸念の入り混じった反応を示している。増員数だけをみれば国内の医療システムの問題を根本的に改めるには十分だが、増えた人材を必須・地域医療に定着させる戦略が弱いため、ややもすると医療市場の競争に火をつけるだけになる恐れがあるとの指摘もある。

1年に二千人医者を増やすのだ。

日本の医学部定員が10000人いないのに。

韓国人口は五千万。日本で言えば定員を一気に15000くらいにするようなもんだ。

新司法試験の初期の頃これに似たことをやってどうなったか。
アホみたいな弁護士就職難だ。給与も下がった。

このくらいのことを医者はすぐに気づく。

16日、大韓専攻医協議会によると、15日午後11時から16日午前2時まで「ビッグ5」病院専攻医代表らと議論した結果、19日までに該当病院専攻医全員が辞職届を提出し、20日午前6時以降は勤務を中断して病院を出ることに決めた。ビッグ5病院はソウル大学病院、セブランス病院、サムスンソウル病院、ソウル峨山(アナン)病院、ソウル聖母(ソンモ)病院である。5大病院の医師のうち、専攻の割合は37%に達する。これらの病院に続き、全国の他の病院の専攻医も集団辞職に参加する可能性が高い。

即実力行使にでる。医師は希少財の極みである。
それに命はそれにまさる希少性がある。

簡単に人質が取れる。

これが故に医師は特権なのだ。

セブランス病院にはこの日午前早くから患者の列ができた。病院3階の受付窓口が開く前の午前8時に外来受付で待つ人は30人を超えた。「子どもが目を負傷して手術を受け外来を予約した」というキムさん(30)は「これすらも取り消されないかと思い7時から待っている」と話した。同時刻にがんセンターの受付窓口にも患者が集まり始めた。午前8時40分に窓口待合室は50人以上の市民であふれた。食道がん2期患者のキムさん(81)さんは「初期がん患者は手術できないらしい。ストが長期化すればもしかして手術を受けられず死ぬのではないと思うと恐ろしい」と話した。実際に手術が取り消された事例もあった。21日に生後11カ月の子どもの尿道下裂手術を受ける予定だったAさんは16日、「専攻医ストにより手術は難しそうだ。次の日程も未定」という通知を受けた。Aさんは「1歳の誕生日前に手術したかったが子どもが痛がらないか心配」と話した。午前11時ごろには救急室で追加患者受付が全面中断された。がん患者のパクさんは「救急室で2時間待ったがたったいま『ストで医師が不足し入院が不可能で治療日程も未定』と通知された」として悔しさをにじませた。セブランス病院は麻浦(マポ)消防署にもこれ以上救急患者を受け入れないと通知した。

命を簡単に消せる。そして医師は移動の自由がある国家において、他国で需要がある。(まあ本気を国が出すとあれだが)

前に書いたイラク人医師は亡命し放題だった。キューバも医師を輸出してる

こういうのみてると日本はなんだかんだ綱渡りをうまくしていると思えてくる。

わしの見立て

このストライキ自体はどうにもなるまい。
医師側も簡単に折れることもなかろうし、国家はメンツがある。動けまい。
となれば、いかに国民の医師への不満を煽れるかが鍵である。
命の危機は医師の金待遇への固執がもたらしているもので、現在の専攻医≒研修医が諸悪の根源であるとできれば政府の勝ちだろう。
受験生の親から見れば医師国家試験の枠を増やしてくれるのは神だろうし。いま家族が病気でない人にはこの人質は響かない。
そして国は国家内では何でもできる。医師免許を取り上げることも、拘禁することも、パスポートを取り上げることも。これらを失った場合、医師側には高給を得る手段はなくなる。その脅しに専攻医が耐えて、医師もそれに連帯すればワンチャンあるきはする。

ともあれ

日本も医師の待遇を動かすときが来るだろう。その時のいいモデルケースとして注視したい。

もっと韓国は日本の先を駆け抜けていただきたい。

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