読書📚地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘
最近、気候変動やネイチャーポジティブの取り組み事例を見ていると、環境ビジネスの側面が大きいのかなあ🙄という印象を受けます。
投資家の注目を集め、
雇用と経済が生まれ、
研究費がつきやすい。
今大注目のトレンドの分野、という印象。
世界中でかなりのお金が動いている模様。
気候変動二酸化炭素犯人説に少し「?」がついてきたので、こちらの本を読んでみました。
最初に感想
本書によると、二酸化炭素はただ都合のよいアイコンにされただけ。
だからどんどん排出してオッケー
ではないと思うのですが、本当の問題は(があるとしたら)なんなんだろう?
生物多様性?
大気汚染?
自然資本(森林や水)の過剰消費?
エネルギーの過剰消費?
世界共通の悪を設定するのはいいと思いますが、
"二酸化炭素"
という設定で本当に合っているのだろうか?
科学的根拠が乏しいまま、政策として対応を加速させて大丈夫なんだろうか?
頭が疑問だらけです。。
ここから、本書の気になったところメモ↓
✅地球の気温を支配する最も重要な要素は、「太陽活動」
太陽が不活発になると
→宇宙から高エネルギー宇宙線の入射量が増える
→大気中に漂う火山灰や地表から舞い上がる塵を宇宙線が小さく破砕する
→粒子が凝結核となり雲ができる
→氷粒子でてきた雲は大気中に長時間とどまる
→太陽からの入射光を抑え、反射率が上昇
→地球が寒くなる。
(スベンスマルク理論)
過去の太陽活動と地球の平均気温に相関がある↓
✅地球平均気温が低下した1940年からの約40年
20世紀初頭から二酸化炭素は一方的に増え続けていたにも関わらず、1940年からの約40年間、気温は急上昇どころか停滞、もしくはやや低下した。
IPCCが主張するように、二酸化炭素の増加が原因で温暖化するのであれば、このような現象はありえない。(一貫してどんどん上がっていくはず)
✅過去1000年の古気候は、温暖化と寒冷化の繰り返し
過去1000年間の古気候は気温一定ではなく、
全地球規模で温暖期と寒冷期を繰り返している。
この間の、人為起源で排出される二酸化炭素量はほとんど無視できる程度の量。
そしてこの温暖と寒冷サイクルは、スベンスマルクの宇宙線一太陽活動一気温理論で完全にサポートできる。
二酸化炭素は、温暖化と寒冷化には無関係。
ではなぜ、二酸化炭素は目の敵にされるのか?
✅二酸化炭素はシンボル
二酸化炭素が悪者にされている理由の一つとして、「大気汚染」の問題がある。
「大気を汚染しているから火力発電をやめろ」
では行政や企業は動かない。
けど
全世界的に「地球環境のために二酸化炭素排出量を削減しないといけないから火力を減らせ」
と言うと通用する。
二酸化炭素は実態のないシンボル。
✅シロクマは温暖化で絶滅しない
シロクマは温暖化で絶滅しないどころか、総数は増えている。
大型動物の中に個体数が激減している種があるのは事実。しかしそれはシロクマではない。
アフリカなどでもたくさんの大型動物が姿を消しつつあるが、原因は地球温暖化ではない。
問題は、人間活動の異常な増加。
✅異常気象の原因は偏西風の蛇行
異常気象は、偏西風の蛇行が原因。
温暖化とは無関係。
ジェット気流が大きく蛇行し、冷たい空気と温かい空気が入れ替わることが、根本的な原因。
人類史の記録に基づくと、異常気象は寒冷化への移行期に起きる必然現象。
寒冷化は温暖化と違い、穀物や野菜の生産にブレーキがかかる点で大きな問題。
✅地球温暖化の根拠が、そもそも欠陥
二酸化炭素による温暖化の根拠は、
とある気候シミュレーションモデルを使った実験結果に基づいている。
しかしこの気候シミュレーションモデルの設定にそもそもの欠陥がある。
このプログラムは、現実の海洋とは似ても似つかない海洋を作り出すプログラムと、極度に大雑把な雪・氷を作り出すプログラムが組み合わされたコンピュータープログラムの集合体。
最大の問題は、変動する太陽エネルギーを不変のものとして扱っている点。
その他気になった話↓
・温暖化してもアマゾンの熱帯雨林は砂漠化しない
・サンゴの白化はサンゴが死んだ証拠ではない
・温暖化が生態系を破壊しているのではない
・温暖化は農業生産にプラスに働く
***
なにが正しいのか、どう動くのかが正解なのかは計り知れず、漠然と信じていたものは根拠が弱いことに気が付きました(調べる時間も捻出できない)
あの時が最後のチャンスだった。
という結末になるかもしれないけど、気候変動と二酸化炭素を結びつけるには、根拠に欠陥がありすぎるのかもしれません。
本当の答えは何なのだろう。
温暖化していくのか、はたまた異常気象を兆候とする寒冷化をしていくのか。
先の未来を見てみたいです。